田代平農場も完全に雪解けした5月中旬、冬越し牛蒡の収穫作業を数回に分けて行いました。
この日は収穫作業2日目です。好天に恵まれ収穫作業も捗ります。
秋に枯れてしまった牛蒡の葉は、また春になると葉が出てきますので、収穫する前にあらかじめ、葉を刈っておきます。そうすることで、葉に栄養分を吸われ、スが入る(スカスカした状態)のを防ぎます。
今回収穫した牛蒡は、昨年の6月末に種まきしたものですが、昨年の「やませ」の影響を受け、発芽不良や生育障害も目立ち、平年より収穫量は残念ながら減っていました。
しかしながら、積雪が2メートルを越す厳しい寒さの中で冬越しした生命力溢れる牛蒡は、晩秋に収穫したものと見劣りがなく、瑞々しく、牛蒡の香りが強くします。
また、スーパーで買う牛蒡と違い、肉質が柔らかく、牛蒡の風味が豊かなのも、しらかば農園の牛蒡のいいところです。
6月から製造する野菜スープは新鮮な牛蒡の香りが増している事でしょう。