梅雨の合間の晴れた日に二日間かけて、手取りによる田の除草作業を行いました。
広い大根畑の草取りに慣れたしらかば農園の社員でも、膝まで水に浸かり、腰をかがめた姿勢えの水田の草取り作業は体力的にも精神的にも音をあげてしまうほどの重労働の農作業。
しらかば農園の農作業でもベスト3に入るキツイ仕事です。
今年で9年目を迎える「特別栽培農産物」・・特栽米には、農薬使用や化学肥料使用の厳しい生産基準があり、1カウントでも農薬を使わないように、手作業による除草作業を毎年行っていますが、もう一つの目的は、大規模な稲作では真似出来ない「撹拌・中耕作業」で、水田内の新鮮な空気を送り込み、根に酸素補給と刺激を与え根張りを促進させるのが目的です。
稲の周りに生える雑草を取りながら、稲の周りを丁寧にかき回します。そうすると、土中に藁が発酵したガスが出てきて、ヘドロのような匂いがしますが、このガス抜きと稲の根に新鮮な空気を送ることで、稲が健康に育ちます。
この作業を行うと、太ももとお尻が強烈な筋肉痛になり、階段の登り下りがとても苦痛になります。(私で3日間は相当な筋肉痛でした)
大変な作業ですが、この作業を終えると、なぜか稲が生き生きとして見えます。また、根張りを促進させ、分けつが進むような気もします。