6~7月は「畑づくりと種まき」の最盛期です。
もっとも栽培期間が長いゴボウの種まきから始まり、ニンジン、夏大根、そして8月上旬の秋大根の種まきまで、畑づくり~種まき作業を五月雨式に何度も繰り返してゆきます。
本日はニンジンの種まきをしています。トラクターの後方に播種機を取り付け、畝立てしながら、種を自動的に落としています。(遠くからのアングルでよく見えませんが・・)
秋田県では5月以降の少雨(平年の3割程度の降水量)の影響で、水不足から田植えが出来ない圃場があったり、アスパラガス、枝豆など数多くの農作物で発芽不良や生育の遅れがありました。
待望の梅雨入り(6/15)で若干は緩和されているものの、まとまった雨に期待する農家さんの声を聞きます。
十和田湖近くの我が田代平農場では、十和田高原特有の硬いシラス層(表土より1.5程地下)の岩盤があり、それを大型ショベルで砕き、その下にある軽石層を掘り起こす「土壌改良」をしています。
この土壌改良を行うことで硬いシラス層をなくし水はけを良くし、掘り起こした軽石に染みた水分が畑の保水力を高めています。
猛暑や干ばつ時にも保湿性が保たれていますので、今年の少雨の影響をあまり受けず、順調に農作物が育っています。