金美ニンジンや秋大根の草取り(8/20,26-28)

夏大根の収穫が終わった翌日は雨でしたが、10月収穫予定の「金美ニンジン」の草取りを行いました。

「金美ニンジン」は、沖縄の島ニンジンの改良系で。色は鮮やかな黄色(レモンイエロー)のニンジンです。
肉質は柔らかく、上品な甘みがあります。生食、炒めもの、煮物にも良くあい、美味しい彩りを加えます。全国的にはあまり作付は多くなく、当園通販でも人気のある品種です。
7/20に種まきをして、一ヶ月後の様子です。本葉が2~3枚出た辺りでしょうか・・

雨の日はあまり草取りにはいい条件ではなく、草取りした雑草がまた畝間で根を張って立ち上がる場合もあるため、普段なら雨の日の草取りは行いませんが、草取り作業が遅れているため、雨合羽を着て作業しています。
畑に雨が染み込み、長靴が泥濘みます。

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草取りを続けていると、なにやら土に潜ったり、土から出てくる物体(害虫)がいます。
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これは、「ネキリムシ」と言って、植物の根元を食いちぎってしまう害虫です。
特に暑い夏や雑草が多い畑にいます。
これを見つけた時は手で引きちぎって駆除します。最初の頃は気持ち悪く、引きちぎるのが出来ない従業員も居ましたが、今は見つけたら即、「瞬殺」です。

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また、8/26-28は、「秋大根」の草取り作業を実施。

左側の圃場(大根の葉が大きくなって密集している畑)は、9月中旬収穫予定。
立鎌で草取りしている圃場は、9月下旬収穫予定で、その右隣の圃場は、10月上旬収穫予定のいずれも秋大根です。

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まだ雑草も小さく、立鎌で畝を削ってゆくだけで除草になります。少し欠株が見受けられますが、生育は順調そうです。

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秋大根の草取りが終わると、次はゴボウ畑の草取りが待っています。
今年は天候のせいか、草取り作業が多いな~

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

夏大根の収穫(最終日)

7月下旬から行われていた「夏大根」の収穫も本日(8/19)が最終日です。
早朝こそ涼しかったものの、日中はグングン気温が上がり、十和田高原で30度超え・・・。地元、秋田県鹿角市では8/19-20に行われるお祭り「花輪ばやし」が終わる頃には、朝夕はめっきり涼しくなり、日中も過ごしやすくなると言われていますが、この日はかなり暑くなりました。

さて、今年の夏大根は概ね収量は良かったのですが、8月中旬に収穫した一部の大根畑で「トウ立ち」が見受けられました。
「トウ立ち」とは、発芽してから低温が長日続いたり、一定の条件が揃うと、花芽を作って花茎を伸ばし、花を咲かせる植物の生理現象ですが、「トウ立ち」した大根は繊維が固くなったり、ス入りするなど品質低下を招きます。
6月下旬に種まきを行い、7月上旬に発芽した後に低温が続いた時もありました。「トウ立ち」した大根は、発芽してから低温が続いたため、ダイコンの花を咲かせ、早くも種を残す準備をしたのか・・・植物の方がよほど、自然や天候に敏感なのだなと感心してしまいました。数年に一度、この様に「トウ立ち」する大根を見受けすることもありますが、久しぶりでした。

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夏大根らしく、長みのある瑞々しい大根が沢山収穫されました。
長さがあるので、大根を引き抜く時の手応えはかなりなものです。さすがに腰がイタイ・・

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堀り取り後に大根の首元から大根の葉を切り離す作業です↓ 長さが100mある畑に大根がびっしり・・

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会社に戻り、大根の洗浄をしています。
この日1日で、1日の収穫としては過去最高の6トンの収量がありました。本数にすると推定で12,000~15,000本ほど。
一人当たり1,700本以上は大根を抜いている計算です。こりゃー腰もイタくなる訳です。

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夏大根の収穫が終わると、9月中旬から秋大根や稲刈り、ニンジン、ゴボウと収穫繁忙期が始まります。

 

 

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

台風10号到来!(8/16-17)

西日本を中心に記録的な大雨になり、四国を中心に甚大な被害ともたらした「台風10号」。
近年あまりにも台風が多くて、どの台風がどんな被害があったと記憶が曖昧になりがちですが、お盆休みを直撃し、8/15の甲子園の全試合が翌日に順延になった台風になりました。

秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの当園の「田代平農場」では、16日に最接近しました。北上するにつれ、段々に勢力を弱めていましたが、こちらでは大雨と言うより、強風でした。
しかも、最接近時よりも通過後の吹き返しが強く感じました。

この日は、強風に備え、背丈が完全に人を超えて、2.5mほどに達した「菊芋」の根元に土寄せし、倒伏を出来るだけ軽減させようとする作業を行いました。
徐々に雨脚が強くなり、最後の方では雨で視界が悪くなるほどでしたが、出来る範囲で土寄せしました。

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翌日、やはり強風で倒伏していた菊芋もありましたが、最小限に留められたのかなと思いました。9月は台風の到来が一番多い月。来ないで!と祈るばかりです。

台風の通過の翌日は、「吹き返し」の風が1日中吹いていましたが、天気は晴れとなり、来春収穫予定の牛蒡畑の草取り作業を実施しました。
前日までの降雨で畑がズブズブとぬかるんでいましたが、気にせずに除草作業を頑張りました。

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2019年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

夏大根の収穫(8/7)

いよいよ夏大根の収穫が始まりました!

昨日までの葉大根の収穫に引き続き、3日連続の収穫作業で、この暑さ・・・作物の成長に合わせ収穫適期で収穫するのは当然ですが、さすがにこの猛烈な暑さの中で疲れもピークです。
今回の夏大根は、播種時期の天候不良(高温少雨で干ばつ傾向)で発芽不良が多く、収量的には今一つでした。害虫による食害もあり、少し大根の肌も良くない感じがします。

それでも、肥大化が進んだ夏大根は太くズッシリとした手応えがありました。前日まで根が小さい葉大根を収穫していたので、なおさらそう思えました。

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いつも通り、大根の葉をハウス干しし、大根を洗浄した後は、大型冷蔵庫に収納する前に計量します。

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次回の夏大根の収穫はお盆明けの19-20日の二日間を予定しています。
梅雨も明け、しばらく降雨もない為、今のところ肥大化が進んでいませんが、台風の影響で適度な降雨に恵まれて、瑞々しく、夏大根らしい大きさに期待しています。

 

 

2019年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

葉大根の収穫(8/5-6)

7/22の一回目の葉大根の収穫から2週間後、2回目の「葉大根」の収穫です。
日中の猛烈な暑さに備え、早朝から大根堀りを実施しています。

 

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大根の葉だけを収穫する目的で栽培する品種だけに、食べる根の部分は肥大化が進まず、小さいのですが、今回は小さめの大根のサイズくらいに大きく成長・・・
勿体ないので、全量までは行きませんでしたが、根の部分も収穫してきました。

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収穫を終えて、大根と葉の部分を切り離します。この頃には気温がグングン上がって、こまめな水分補給をしていますが、33度の気温で具合が悪くなる人も居たほど・・・
炎天下での農作業は危険です。普通の農家さんなら危険な時間帯は外に出ずに、早朝や夕方に作業しますが、そこは会社ですので、しっかりと熱中症対策で乗り切ります。

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早朝から大根堀りを行い、根元から葉と根を切り離し、バリバリと新鮮な大根の葉が陽にあたり、しんなり柔らかくなるのを持つのですが、その間に、近くの金美人参の畑の草取りを実施。
空いた時間も有効に使います。
しばらく、降雨がないので、土がカラカラに乾いている状態でした。

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これが金美人参(キンビニンジン)の芽・・・発芽した状態だと、何の品種か分かりません。

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その後、野菜スープ製造工場の近くのビニールハウスに移動し、ハウス干しをします。
これが丁度、14時頃から始まるので、ハウスの中は猛烈なサウナ状態に・・・さすがに暑すぎる

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二日間の作業でビニールハウス2棟半を使用。
この暑さでしっかりと乾燥してくれるはずです。

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余談ですが、大根の葉の入手に困った業者さんから「大根の葉」を譲って欲しいと言われ、事情を聞いた上で特別に今回収穫した大根の葉を少量ながら初めて出荷しました。
炒めものに使ったようですが、美味しかったとの嬉しいご報告もありました。

 

 

2019年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

菊芋畑の草取り、土寄せ(7/29-31)

5月下旬に菊芋の定植をしてから約二ヶ月、菊芋は日に日に成長してゆくのが分かります。背丈は1.5mに達し、平年より成長が早いです。

背丈が3メートルに達する菊芋が夏以降の台風や強風で倒伏しないよう、毎年この時期に土寄せをしています。
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「土寄せ」は「培土」とも言われ、茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土によって茎基部から不定根を発生させることも倒伏への抵抗強化となります。
当園では管理機と呼ばれる農機具を使用して、畝と畝の間を中耕し、同時に菊芋の根元に土を飛ばし、根元に培土します。

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管理機で培土した後は、菊芋の株元に土がかかり、中耕除草で畝間も綺麗に除草されています。

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その後、立鎌等を使い、しっかりと株元に手作業で土寄せを実施します。(この作業が大変・・・手がマメだらけ)

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仕上げの土寄せを手作業で行った後の状態です。

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しっかりと土寄せを行い、台風や強風に備えますが、台風の雨風の強さによっては、防ぎきれない場合もあり、数年前の台風ではほとんど倒伏してしまい、収量が全く良くない年もありました。
また、背丈が3mを超す菊芋の芯止めを行い、背丈を2mに抑えるなど強風対策をした年もあり、毎年試行錯誤して強風に備えています。


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後は強烈な台風が来ませんように・・お祈りです。

2019年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

人参畑の草取り

今秋収穫予定の人参畑の2回目の草取り作業です。

前回の草取りでは、梅雨で畑に入れず、茶畑のように雑草が生えてしまった「人参畑」でしたが、時間は掛かりましたがしっかりと除草し、一ヶ月後の2回目になる草取り作業です。
草取りは先手必勝・・・小さな内に除草するのが一番です。後手後手に回らないよう、早めに着手しました。

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播種から二ヶ月近く経過し、しっかりと成長しています。

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この日は、風が吹いて、草取り作業には丁度良い天候でした。

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2019年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

牛蒡の草取り・間引き作業(7/31-)

秋に収穫予定の牛蒡の草取り・間引き作業の様子です。

だいぶ牛蒡の葉が大きくなってきました。今回は草取りと「間引き」作業も同時に行っています。

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「間引き」作業とは、発芽した芽の密生部をすかせ、葉が縮んだものや本葉が左右不均等なものを取り除き、成長の良い強い芽やしっかりと成長しているものを選び残す作業です。
牛蒡の種まきでは一箇所に5~6粒ほど蒔かれ、競争し合うように芽を出します。その中からしっかりとした牛蒡を選ぶのですが、成長に合わせ、何度かに分けて間引きを実施します。

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最終的に、1本になるように間引きしてゆきます。
来月には、大きなフキの葉くらいまで牛蒡の葉が大きくなり、晩秋に収穫します。

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2019年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

葉大根の収穫(7/22)

今年初めての収穫作業は、「葉大根」の収穫でした。

葉大根は、食べる根の部分は使わずに、大根の葉だけを収穫する目的でたくさん栽培しています。品種は「天宝」。
当園では、野菜スープの原材料の一つですが、この品種は大根の葉のお漬物とか加工に使われている品種です。
大根は食べる根の部分より、葉の部分に圧倒的に栄養があると言われています。大根の葉は、「緑黄色野菜」の仲間でベータカロテン、カルシウム、ビタミン類が豊富に含まれて、とっても身体に良いのです。
スーパー等では葉が付いたままの大根は売られていません。大根の葉は収穫するとすぐに萎れてしまう為ですが、ほんと勿体ないと思います。

この日の収穫する面積は20アール。早朝から大根堀りを開始し、9時前には全て抜き終えました。
葉大根と言うだけあって、食べる根の部分はあまり肥大しません。2~3本持ち帰り食べてみましたが、少し辛味があって「大根おろし」向きでしょうか・・

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大根を抜いたら、すぐに大根の首根の部分から切り離し、少し日光に当てて、しんなりさせます。
その後、玉縄で大根の葉を取りまとめ、運搬しやすい状態にします。

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午後からは、野菜スープ製造工場近くのハウスに移動し、ハウス内で干します。
長くこの仕事をしていますが、夏のこの時期にハウスで涼しく作業が出来たのは初めて! いつもなら午後2時を超える頃には、ほとんどサウナ状態・・ハウス内で汗ダラダラです。
農場も「やませ」の影響で涼しい風が吹いて作業が捗りましたが、ハウスでも同様でした。

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天候にもよりますが、ここで約一ヶ月間、ハウス干します。そうすると、綺麗な干し菜が出来上がり、これが野菜スープの色合い(黄金色)になります。
お客様に昔懐かしい「干し菜」の味がすると言われますが、この様な感じで「干し菜」づくりをしています。

2019年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

草取りの最盛期!

7月は草取り作業の最盛期です。

6月初めに種まきをした「牛蒡畑」から始まり、人参、大根・・・と五月雨式に次々と種まきが行われてゆきますので、種まきから2~3週目を目途に巡回して草取りを行っています。

一見、何の畑が分からないのですが、実は「人参畑」です。まるでお茶畑のよう・・
先月末に予定していた草取りが大雨で延期・延期を繰り返し、畑に入れるようになった頃には、これほどまでに雑草が生い茂っているとは・・びっくりです。除草が遅すぎでした。
これほどまでに伸びてしまうと、立鎌も使えず、手で草をむしってゆき、人参の芽を草と一緒に抜けないよう、手で抑えながら、除草してゆきます。
さすがに草取りには慣れているしらかば農園の社員でも、根気が入りました・・この畑には3日間かかりました。(7/8-10)

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続いて、大根の葉だけを収穫する為に栽培している「葉大根畑」です。
これは立鎌を使って、大根の葉を傷つけないように気遣いながら除草してゆきます。ほんと雑草は小さな芽の内に除草してしまうのが一番良いやり方です。(7/16)

 

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続いて、これは夏大根の畑です。収穫は8月第二週を予定している圃場です。
「やませ」の涼しい風が吹き、暑くなくて作業が捗りました。(7/23)

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続いて、冬越し牛蒡畑(7/23,29)。右側のお隣の畑は6月初めに種まきした「牛蒡畑」です。
これも梅雨の雨をたっぷり吸って、好天が続いたので雑草のスゴイ勢いで伸びています。根気強く除草しています。

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除草作業は7月終盤~8月上旬まで予定されていますので、月の半分は丸々除草作業をしている状態です。
でも、しっかりと除草してあげると、牛蒡が生き生きして見えますね~(^^)


2019年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤