8月に入り、当園の田んぼでは出穂期を迎えています。
出穂(しゅっすい)とは、稲から穂が出る事で、5月19日の田植えから約80日経過し、出穂時期を迎えました。
下の写真からは、開花している状態が分かります。出穂直後に数時間ほど花を咲かせますが、なかなか見ることが出来ないようです。
今年は、春先から初夏にかけて低温が続いたためか、稲の育ちも遅れ気味で、出穂時期も昨年より数日遅い感じです。
出穂以降は、稲は出穂した穂に栄養を与え、米づくりが進みます。
今年で8年目を迎える「天日乾燥あきたこまち特栽米」の栽培では、7月中はこんな作業をしていました。
下の写真は、手作業での除草作業2回目(7月中旬)の様子です。
1回目の除草作業(6月下旬)に比べると、稲が育っているのが分かりますね。
下の写真は、溝切り作業後の田んぼの様子です。
中干し開始後、4~5日後に溝切り機で田んぼに溝を切り、排水口に繋げて水はけを良くします。よく見ると、溝が掘られているのが分かります。また、土中の有害ガスを抜く作用もあります。
溝を切る農機具です。
この田んぼは、あまり水はけが良くないのですが、溝を掘ることによって、排水性が高まり、水管理も容易になり、秋作業が良い状態で出来ます。