ニンジンの収穫始まる(9/17~)

収穫の秋到来! いよいよニンジンの収穫が始まりました。

今年は高温・少雨の影響で品質低下が懸念されていましたが、その後の天候回復と8月下旬より、ようやく気温が下がり、日中と夜間の寒暖差で肥大化が進み、収穫適期になりました。
播種時の低温の影響で発芽率が悪く、若干の収量減になりそうな感じです。

現在収穫されているニンジンの品種は「時なし五寸」と言う、昔ながらのニンジンの品種です。野菜をじっくりと煮込む野菜スープの原材料に適したニンジン本来の豊富な栄養、えぐ味と苦味、甘みを持つ品種です。
最近のニンジンは甘く美味しく、本来のニンジン臭さがあまりしないように品種改良されていますが、野菜スープにはニンジン独特の強い匂いと味でないと、いい味がでませんので、ずっと使い続けている品種です。

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ニンジンハーベスタを使用して収穫してゆきます。
ハーベスタの先端でニンジンの葉を掴み、自動で葉と根(ニンジンの可食部)を切り離し、コンベアに流れてきます。
そこで、雑草や葉が残って流れてきたものを取り除きます。

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ハーベスタがニンジンで一杯になったら、トラックに戻り、コンテナに入れてゆきます。

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肥大化が進み、大きなニンジンが収穫されています

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この圃場で3日間収穫が続き、10月初旬には第二弾の収穫が始まります。

 

 

2019年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

バーニャカウダ人参・牛蒡の間引作業(9/10-11)

本日は各種ニンジンの最後の間引き作業と土寄せを行ないました。
昨年より作付を始めた「バーニャカウダ人参」。当園では白、紫、橙、黄の4種の色の人参(イタリア野菜)を栽培しています。
バーニャカウダとは、野菜を食べやすくスティック状にしたものを、添えられた温かなディップソースにつけて食べる料理で、イタリアの北部、ピエモンテ州の代表的な郷土料理だそうです。
昨年収穫したバーニャカウダ人参をディップソースを作って食べてみましたが、なかなかの美味しさ。野菜スティックサラダでも食べれますが、一番の違いはマヨネーズとかの調味料にディップするスタイルと違って、温かいソースにつけて食べる事でした。
ソースはアンチョビ、ニンニク、オリーブオイルで作る温かなソースでした。今年も食べてみたいな・・

栽培の方は、収穫まで残り一ヶ月となり、間引きをしたり、人参の肩の部分が日光に当たって変色を防ぐために、しっかりと土寄せをします。

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写真では分かりにくいかもしれませんが、間引きした白と黄色のイタリア人参です。あまり肥大化せずに細長くなるのが特長です。

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続いて、当園でも人気のある「金美ニンジン」です。沖縄の島ニンジンの改良系で、肉質が柔らかく、生でも炒めても美味しいニンジンです。

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金美ニンジンは、鮮やかなレモンイエローのニンジン。これから収穫まで肥大化が進みます。

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最後は、10月中旬から収穫が始まる「牛蒡」の間引きです。
牛蒡の葉は、秋田フキのように大きくなっています。

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だいぶ牛蒡が伸びてきているので、間引きで引き抜くのが大変でした。

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左が秋収穫予定の牛蒡。右が冬越しして、春収穫する牛蒡です。
まだ、冬越し牛蒡は小さいですね。

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最後の間引き作業が終わり、順調に育ってくれるのを心待ちにしています。

2019年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

稲作の完全落水(8/27)と最後の畦畔草刈り(9/3)

9月下旬~10月初め頃に「稲刈り」予定の現在の田んぼの様子です。

8月下旬に落水していますが、圃場によって水が抜けきれない田はクロ切りして、雨が降っても排水しやすい状態にします。
落水とは田んぼの水を抜き、稲を乾かすことにより登熟を進め、また、土を乾かすことにより、稲刈りの作業がスムーズに行えるようにする稲作管理です。

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今回は二箇所クロを切って、排水しやすいようにしています。
これでも秋雨が長かったり、台風の到来が多い時は、田んぼに水が残り、充分に田んぼを乾かずことが出来ずに表面がぬかるんでしまい、稲刈り作業がメチャクチャ苦労します。当園では大型コンバインでの稲刈りではなく、はさがけによる天日乾燥する為にバインダーで稲刈りをしていますので尚更です。そのため、他の田んぼより若干早めに落水させ、田んぼを乾燥させます。

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落水から数日後の9/3は、今年最後の畦畔草刈りを行い、伸び切った雑草を刈りました。この頃は、畦畔の雑草も長く、刈払機に草が絡みつき、ちょっと大変でしたが、日中でもだいぶ涼しくなってきましたので、作業はしやすかったです。

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下の2枚の写真は出穂期の様子です(8/2撮影)。
茎の中で穂が育ち、ニョキニョキと穂が茎から出てきました。出穂してから好天に恵まれると、美味しいお米になると言われています。
昨年はこの時期の天候が悪かったのですが、今年は暑さもあり、太陽の恵みを目一杯浴びているので、美味しいお米になることに期待!当園では稲刈り後、更にはさがけによる「天日自然乾燥」で稲穂の油、栄養分を米粒に行き届かせ、美味しさが増します!

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これが現在の様子(9/2)
たいぶイネの黄化が進み、頭が垂れてきました。わずか、一ヶ月でこの位になります。

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10月は田代平農場の秋大根、ニンジン、ゴボウなどの収穫作業も目白押しですが、登熟の具合、田んぼの状態、天候を見ながら、適期の稲刈りが出来ればと思っています。

 

 

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

金美ニンジンや秋大根の草取り(8/20,26-28)

夏大根の収穫が終わった翌日は雨でしたが、10月収穫予定の「金美ニンジン」の草取りを行いました。

「金美ニンジン」は、沖縄の島ニンジンの改良系で。色は鮮やかな黄色(レモンイエロー)のニンジンです。
肉質は柔らかく、上品な甘みがあります。生食、炒めもの、煮物にも良くあい、美味しい彩りを加えます。全国的にはあまり作付は多くなく、当園通販でも人気のある品種です。
7/20に種まきをして、一ヶ月後の様子です。本葉が2~3枚出た辺りでしょうか・・

雨の日はあまり草取りにはいい条件ではなく、草取りした雑草がまた畝間で根を張って立ち上がる場合もあるため、普段なら雨の日の草取りは行いませんが、草取り作業が遅れているため、雨合羽を着て作業しています。
畑に雨が染み込み、長靴が泥濘みます。

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草取りを続けていると、なにやら土に潜ったり、土から出てくる物体(害虫)がいます。
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これは、「ネキリムシ」と言って、植物の根元を食いちぎってしまう害虫です。
特に暑い夏や雑草が多い畑にいます。
これを見つけた時は手で引きちぎって駆除します。最初の頃は気持ち悪く、引きちぎるのが出来ない従業員も居ましたが、今は見つけたら即、「瞬殺」です。

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また、8/26-28は、「秋大根」の草取り作業を実施。

左側の圃場(大根の葉が大きくなって密集している畑)は、9月中旬収穫予定。
立鎌で草取りしている圃場は、9月下旬収穫予定で、その右隣の圃場は、10月上旬収穫予定のいずれも秋大根です。

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まだ雑草も小さく、立鎌で畝を削ってゆくだけで除草になります。少し欠株が見受けられますが、生育は順調そうです。

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秋大根の草取りが終わると、次はゴボウ畑の草取りが待っています。
今年は天候のせいか、草取り作業が多いな~

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

夏大根の収穫(最終日)

7月下旬から行われていた「夏大根」の収穫も本日(8/19)が最終日です。
早朝こそ涼しかったものの、日中はグングン気温が上がり、十和田高原で30度超え・・・。地元、秋田県鹿角市では8/19-20に行われるお祭り「花輪ばやし」が終わる頃には、朝夕はめっきり涼しくなり、日中も過ごしやすくなると言われていますが、この日はかなり暑くなりました。

さて、今年の夏大根は概ね収量は良かったのですが、8月中旬に収穫した一部の大根畑で「トウ立ち」が見受けられました。
「トウ立ち」とは、発芽してから低温が長日続いたり、一定の条件が揃うと、花芽を作って花茎を伸ばし、花を咲かせる植物の生理現象ですが、「トウ立ち」した大根は繊維が固くなったり、ス入りするなど品質低下を招きます。
6月下旬に種まきを行い、7月上旬に発芽した後に低温が続いた時もありました。「トウ立ち」した大根は、発芽してから低温が続いたため、ダイコンの花を咲かせ、早くも種を残す準備をしたのか・・・植物の方がよほど、自然や天候に敏感なのだなと感心してしまいました。数年に一度、この様に「トウ立ち」する大根を見受けすることもありますが、久しぶりでした。

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夏大根らしく、長みのある瑞々しい大根が沢山収穫されました。
長さがあるので、大根を引き抜く時の手応えはかなりなものです。さすがに腰がイタイ・・

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堀り取り後に大根の首元から大根の葉を切り離す作業です↓ 長さが100mある畑に大根がびっしり・・

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会社に戻り、大根の洗浄をしています。
この日1日で、1日の収穫としては過去最高の6トンの収量がありました。本数にすると推定で12,000~15,000本ほど。
一人当たり1,700本以上は大根を抜いている計算です。こりゃー腰もイタくなる訳です。

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夏大根の収穫が終わると、9月中旬から秋大根や稲刈り、ニンジン、ゴボウと収穫繁忙期が始まります。

 

 

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

台風10号到来!(8/16-17)

西日本を中心に記録的な大雨になり、四国を中心に甚大な被害ともたらした「台風10号」。
近年あまりにも台風が多くて、どの台風がどんな被害があったと記憶が曖昧になりがちですが、お盆休みを直撃し、8/15の甲子園の全試合が翌日に順延になった台風になりました。

秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの当園の「田代平農場」では、16日に最接近しました。北上するにつれ、段々に勢力を弱めていましたが、こちらでは大雨と言うより、強風でした。
しかも、最接近時よりも通過後の吹き返しが強く感じました。

この日は、強風に備え、背丈が完全に人を超えて、2.5mほどに達した「菊芋」の根元に土寄せし、倒伏を出来るだけ軽減させようとする作業を行いました。
徐々に雨脚が強くなり、最後の方では雨で視界が悪くなるほどでしたが、出来る範囲で土寄せしました。

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翌日、やはり強風で倒伏していた菊芋もありましたが、最小限に留められたのかなと思いました。9月は台風の到来が一番多い月。来ないで!と祈るばかりです。

台風の通過の翌日は、「吹き返し」の風が1日中吹いていましたが、天気は晴れとなり、来春収穫予定の牛蒡畑の草取り作業を実施しました。
前日までの降雨で畑がズブズブとぬかるんでいましたが、気にせずに除草作業を頑張りました。

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2019年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤