夏大根の収穫(最終日)

7月下旬から行われていた「夏大根」の収穫も本日(8/19)が最終日です。
早朝こそ涼しかったものの、日中はグングン気温が上がり、十和田高原で30度超え・・・。地元、秋田県鹿角市では8/19-20に行われるお祭り「花輪ばやし」が終わる頃には、朝夕はめっきり涼しくなり、日中も過ごしやすくなると言われていますが、この日はかなり暑くなりました。

さて、今年の夏大根は概ね収量は良かったのですが、8月中旬に収穫した一部の大根畑で「トウ立ち」が見受けられました。
「トウ立ち」とは、発芽してから低温が長日続いたり、一定の条件が揃うと、花芽を作って花茎を伸ばし、花を咲かせる植物の生理現象ですが、「トウ立ち」した大根は繊維が固くなったり、ス入りするなど品質低下を招きます。
6月下旬に種まきを行い、7月上旬に発芽した後に低温が続いた時もありました。「トウ立ち」した大根は、発芽してから低温が続いたため、ダイコンの花を咲かせ、早くも種を残す準備をしたのか・・・植物の方がよほど、自然や天候に敏感なのだなと感心してしまいました。数年に一度、この様に「トウ立ち」する大根を見受けすることもありますが、久しぶりでした。

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夏大根らしく、長みのある瑞々しい大根が沢山収穫されました。
長さがあるので、大根を引き抜く時の手応えはかなりなものです。さすがに腰がイタイ・・

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堀り取り後に大根の首元から大根の葉を切り離す作業です↓ 長さが100mある畑に大根がびっしり・・

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会社に戻り、大根の洗浄をしています。
この日1日で、1日の収穫としては過去最高の6トンの収量がありました。本数にすると推定で12,000~15,000本ほど。
一人当たり1,700本以上は大根を抜いている計算です。こりゃー腰もイタくなる訳です。

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夏大根の収穫が終わると、9月中旬から秋大根や稲刈り、ニンジン、ゴボウと収穫繁忙期が始まります。

 

 

2019年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤