9月シルバーウィーク前に行われた「ニンジン収穫作業」の様子です。
久しぶりの好天。9月に入ってからは雨か曇り空が多く、気温が低い日がずっと続いていました。
実は9月初めにニンジン一回目の収穫作業が行われていましたが、収穫作業の様子を撮影をしておらず、今回2回目のニンジン収穫の様子はしっかりとお伝えします。
今回収穫するニンジンの品種は、「晩抽 みちのくの春」。以前に東北限定の品種であること、2年前は大豊作だったのですが、昨年は夏場の長雨の影響かあまり収量がでずに今年はリベンジの年であることをお伝えしていました。
ニンジンの肥大化も進み、いよいよ収穫適期です。
ニンジンの収穫は、秋田県内にも2台しかないと言われていた(10年前の話)、自走式ニンジン掘り取り機で行います。
運転オペレータとベルトコンベアで送られてくるニンジンを仕分けや一緒に入ってくる雑草等を取り除くための作業員1名の計2名で行っています。
収穫はいたってシンプル。ニンジンの葉を掘り取り機の先端で掴みあげ、引っこ抜いたニンジンを回転する刃で切り落としてベルトコンベア上に落として収穫してゆきます。
次々と収穫されたニンジンがベルトコンベア上に落ちてきます。そして掘り取り機のニンジン収納スペースに溜まってゆきます。
収穫して溜まったニンジンを4トントラック荷台でコンテナに入れる様子です。
これもベルトコンベアで送り出しコンテナに入れてゆきます。
収穫したニンジンは肥大化が進み、少し大きいくらいでしたが、まずまずの品質でした。
しかしながら、発芽率が80%以下だった事もあり、高収量をあげた一昨年と比較すると3割以上の収量減の結果でした。
やはり、種まき後の大切な時期に高温、降雨がなく干ばつ傾向だったことが影響していると思われます。農業は天候に左右されると言われますが、猛暑、長雨、干ばつと毎年、異常気象が続く中、高収量・高品質を得るには風土、気候条件に合う種選びと栽培管理はとても難しいものだと改めて実感しています。
ニンジンはその他の品種(計3種)も栽培していますが、今年は発芽率が悪く、どの品種も高収量を得るのは難しい状況ですが、まだニンジン収穫は始まったばかり。来年の課題をしっかり見つけ出すためにも、栽培管理、品質・収量などをしっかり整理してゆきたいと思っています。