あきたこまち天日乾燥米 脱穀直前!

9月18日から3日間かけて行われた「稲刈り作業」。その後、はさがけによる「天日乾燥」をしておりましたが、好天が続き、「脱穀」直前の田んぼの様子をお伝えします。

稲刈りから本日で12日目を迎え、今日はお米の乾燥度合を調べるために田んぼに来ました。刈取り時は、まだ薄ら緑がかった稲穂ですが、すっかり綺麗な黄金色になりました。
昔ながらのはさがけによる天日乾燥は、じっくりと天日で乾燥させることで、稲穂の油分、栄養分、甘みが最下部の米粒に吸収され、お米本来の「旨味」と「甘み」が出ます。
地元秋田県鹿角市では、畜産農家が牛(鹿角短角牛)のエサに利用しますので、天日乾燥をしている農家さんもいますが、昔ながらのはさがけは今では本当に珍しい風景になりました。
はさがけをして7年目を迎えますが、市内でもこんな大規模でのはさがけは珍しいため、車を止めて眺めている方を時折見かけます。

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普通に稲刈りをするよりも稲穂の栄養分を吸って、丸みを帯びた米粒になります。

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お米の乾燥度合を計測すると15.7%でした。丁度いい程度で、乾燥しています。
通常、流通するお米は15%以内です。お米は水分が高いほど、瑞々しさと旨味があり、当園の水分含有量は15.5~16%を目標に小まめに水分調整を行っていますので、そろそろ脱穀が出来そうです。
急速に火力乾燥させる流通米と天日乾燥米の美味しさの違いは歴然です。早く新米を食べてみたいです!

2014年9月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

人参収穫と草取り作業

今回は2日間の日程で、人参収穫作業と草取り作業を2班に分かれて行いました。

「人参掘とり機」による収穫風景です。今回は、運転手1名と後部座席に作業員2名乗車で作業を行いました。

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機械で掘とられた人参は、コンベアに流されます。ここで草を取り除いたり、機械でカットされなかった人参の葉を手作業で取り除きます。その後、収穫された人参をトラックへ積み込みます。

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収穫後は土付きの状態で大型の冷蔵庫に保存します。洗浄する場合は、洗浄時に仕訳作業を行いますが、今回は収穫時に選別作業を行います。

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人参収穫作業と同時に行われていた、草取り作業風景です。人参畑と大根畑の草取り作業を行いました。

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今回は2日間とも晴れの天候で、農作業を順調に行うことができました。人参収穫の際にも機械トラブルもほとんど無く順調でした。次回は、今回の草取り作業の続きを行う予定です。

 

 

2014年9月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

大根の収穫作業

今回は、2日間の日程で大根収穫作業を行いました。

作業2日目の大根収穫風景です。この時期は、朝露が大根葉に付いていて、着用しているヤッケのズボンが濡れるほどです。

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大根葉と大根をトラックで運搬し、しらかば農園工場付近ある大型のハウスに移動します。

前回、葉かけ作業を行ったゴボウ葉は順調に乾燥が進んでいます。

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大根葉の葉掛け作業の様子です。前回掛けた大根葉から少し間隔を置いて掛けはじめます。

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今回の大根収穫作業は、2日間とも天候に恵まれ絶好の収穫日よりになりました。しらかば農園のある秋田県北部は、だんだんと朝晩冷え込む様になってきました。次回は、人参収穫作業の予定です。

 

 

 

 

2014年9月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

稲刈り、はさがけ作業

今回は、3日間の日程で稲刈りとはさがけ作業を行いました。

最初に田んぼの四隅を鎌で刈り取る作業を行います。機械が田に入りやすくしたり、角で方向を変えやすくするために刈り取っておきます。刈り取った稲は、去年保存しておいた藁で束ね、はさがけします。

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バインダーによる稲刈り作業の様子です。時々、結束ミスなどのトラブルもありますが、その都度、農場長などが機械を直し作業を続けます。

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1つ目の田んぼの稲刈りが終了したら、刈り取った稲を一時移動させて、稲を掛ける棒(はさ)を組み立てていきます。

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はさの近くに稲を運んで、はさがけ作業ができる様に準備しておきます。

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全ての田んぼの稲刈りが終了し、はさを組み立てたら順次、はさがけ作業を行います。

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稲を移動する際は、運搬車を使って運びます。 バインダーで刈り取った稲を、はさの近くへ運搬します。

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はさがけ作業が終了しました。稲が綺麗に掛けられています。

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今回は作業2日目に一時雨が降るなどしましたが、昨年の様に気温が30度を超えるという事もなく、順調に作業を行いました。曇りや風が吹くと肌寒いですが、重労働ですので常に汗をかきながらの作業となります。こまめな水分補給を行いながら作業をして、無事作業が終了しました。

 

 

 

2014年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

草取り作業

今回は2日間の日程で、草取り作業を行いました。

1日目は人参畑と大根畑の草取り作業を行いました。最初に金美人参、紫人参畑の草取り作業を行いました。

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手作業で草取り・間引き作業を丁寧に行って行きます。

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続きまして、大根畑の草取り作業を行いました。こちらの畑は立鎌を使って丁寧に草とり作業を行います。

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こちらの大根畑は、大根が多少まばらに生えている所がありました。播種時期など天候に大きく左右されます。

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続きまして、作業2日目の様子をお伝えします。

2日目は最初にゴボウ葉の収穫作業を行いました。鎌や包丁を使って、ゴボウの根の部分を少し残すようにカットします。根の部分は土に埋まっているので、手で土をかきわけて行います。

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ゴボウ葉は大きく生育していました。収穫後、当園工場近くの大型ハウスで葉掛け作業を行います。

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ゴボウ葉の収穫作業に続き、大根畑の草取り作業を行いました。立鎌を使って丁寧に作業していきます。

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こちらの畑の大根も順調に生育しています。

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続きまして、次回収穫予定の人参畑の草取り作業を行いました。 主に大きな草を取っていきます。

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また、地面に生えている草は、機械で掘り取る際に絡まりやすい為、それらの草も取っていきます。

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1日目の作業では、前日までに降った雨で土が適度に湿っており、草取り作業には適した状態でした。これから収穫作業がピークを迎えます。

 

 

2014年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

大根の収穫作業

今回は、大根の収穫作業を行いました。

大根の収穫作業風景です。収穫したら、大根と葉の部分をカットします。大根は袋に入れ、葉の部分は縄で束ねて運搬しやすくします。それぞれトラックに積み込み、当園工場近くの大型ハウスで葉掛け作業を行います。

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大根の葉掛け作業は順調に進み、終了しました。前回の人参収穫の時に収穫していた、人参の葉も順調に乾燥が進んでいます。

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大根の葉掛け作業が終了し、続きまして当園工場へ移動して大根の洗浄作業を行います。袋に詰めていた大根を水槽に入れ、洗浄機に通します。

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流水とブラシで綺麗に洗浄された大根が、水槽に入ります。青色のコンテナに入れていきます。この後、計量を行い大型の冷蔵庫にて保存します。

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今回収穫した大根はほとんど標準的な大きさでしたが、中には片手でつかみにくい程大きな大根もいくつかありました。今回も大量の大根が収穫できました。

 

 

 

 

2014年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

人参の洗浄作業

今回は、3日間かけて収穫作業を行った、人参の洗浄作業を行いました。

人参収穫作業の時にトラックに積み込んだ人参を、野菜洗浄機で洗浄します。人参は水色のコンテナに入れてトラックで運んできます。しらかば農園工場へ到着したら、コンテナ毎に運んで洗浄作業を行います。

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綺麗に洗浄したら、人参を取り出し綺麗なコンテナに入れます。

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人参に付いている葉は、保存性が良くないのでカットします。また、その他傷んでいる部分などがあればカットしたりという仕訳作業を行います。

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人参の仕訳作業が終わったら、人参の入ったコンテナを計量して規定の重量にします。

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今年1回目の人参収穫では、平年に比べ多くの人参が収穫でき、洗浄作業も大変な作業となりました。2回目以降の収穫も豊作であることを期待しています。今回洗浄した人参は専用の大型冷蔵庫で保管します。収穫時期などにより、土付きで保存する場合もあります。今回も無事作業を終了できました。

 

 

 

 

2014年9月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

ニンジンの収穫

今年の第1回目の人参の収穫を迎えました。

当園の人参の収穫は、自走式ニンジン掘り取り機を使って、収穫します。
収穫当日は、午前は晴れたのですが、午後からは強い降雨でドロだらけの収穫となりました。

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<自走式ニンジン掘り取り機> 県内でも2~3台しかないという農機具。北海道辺りはもっと大きい機械かも・・

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オペレータ1名(運転手)と後部の人参の仕分け作業員(1名)で収穫作業を行います。
掘り取り機の後ろで作業している人は、「濃縮野菜スープミニ」の原材料の一つである「人参の葉」を採取しています。

人参掘り取り機の仕組みは、掘り取り機の先端のベルトで、人参の葉をはさみ、ベルトコンベアであげてゆき、人参本体と葉っぱを切断します。葉っぱは後方から出て、人参だけが出てくる仕組みです。

 

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以前は、手作業による人参の収穫でしたが、この人参掘り取り機の導入により、作付面積を数倍にすることが出来ました。
収穫された人参はコンテナに収納し、しらかば農園野菜スープ製造工場で洗浄します。
この日収穫された人参は、少し肥大気味で大きなサイズとなりました。収穫作業は3日ほど行い、全収量は5トン以上と予想されています。大豊作です(^^)

2014年9月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

人参畑の草取り作業

今回は、前回行った農場への道路の整理と、人参畑、大根畑の草取り作業を行いました。

前回行った農場へ続く道路脇の草刈り作業で刈った柴などを、沢の方へ持っていく作業を行いました。

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道路脇の側溝に溜まった木の葉や木の枝、泥などをスコップで上げていき綺麗にします。

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続きまして、今週収穫作業が行われる人参畑の間引き・草取り作業を行いました。地面に張っている草は人参掘取り機にからまるので、丁寧に取っていきます。

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1本、人参の花が咲いているものがありました。ニンジンはある程度の大きさに達した株が低温にあうことによって花芽を分化しその後の高温でトウ立ち(抽苔)します。そして花を咲かせます。人参の実の部分は堅くなります。

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間引きした人参です。曲がった人参や枝分かれしたものなどがありました。

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試し掘りをしてみましたが、大きく良い人参でした。

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続きまして、大根畑の草取り作業を行いました。おもに大きな草を中心に草取りを行いました。

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大根畑の草取り作業が終了し、続いて人参畑の草取り・間引き作業を行いました。今回は、紫人参と金美人参の草取り・間引き作業を行いました。こちらの人参も順調に生育しています。

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今回は、作業開始時は小雨が降り、雨合羽を着て作業を行いましたが、次第に曇り空となり、作業がしやすくなりました。今回最後に作業した人参畑は、また次回に続きの作業を行う予定です。

 

 

 

2014年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤M

黄熟期のあきたこまち

秋田県特別栽培米の認定を受けている当園の「あきたこまち」の栽培も佳境を迎えています。

今年は、8月の日照時間は平年の半分以下になりましたが、7月までの天候が良く、今後は天候も回復してゆくと予想されることから、稲刈りも1週間早く開始されるのではないかと言われています。

現在の生育ステージは「黄熟期」。登熟が進み、青かった稲穂の黄化します。
穀物の種子が次第に発育・肥大することを登熟と言います。稲穂が出て、開花・受粉すると登熟を開始します。稲の場合は、開花から約40~50日間が登熟期です。稲は光合成によりデンプンを生産し、胚乳に溜め、稲の種子であるお米を充実させていきます。

当園の稲刈りは、「はさがけ天日自然乾燥」を行うため、通常のコンバインで刈る稲刈りより1週間は早く稲刈りを行います。順調に登熟していますので、稲刈りは9月の3週目後半といったところでしょうか。

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<9月3日> だいぶ登熟が進み、穂が垂れてきています。

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<9月3日> 完全落水し、ぬかるみのある圃場では、クロ切りし排水を良くして、田んぼ全体を固くなるよう乾かしています。

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<8月7日撮影> 出穂期の稲 小さく見える白いものが「いねの花」です。

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<8月20日撮影> 穂が完全に揃い、米粒の重みで頭が垂れてきました。

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<9月3日> 現在の様子です。

出穂期から現在の黄熟期までの稲の生育の様子を見ますと、わずか一ヶ月でこんなにも変わるものですね。
昨日、最後の畦畔草刈りを終え、あとは稲穂が太陽の光を受けて黄金色に輝いたら、いよいよ稲刈りです。
台風が来ない事を祈りながら、稲刈りの準備を行います。

2014年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤