9月18日から3日間かけて行われた「稲刈り作業」。その後、はさがけによる「天日乾燥」をしておりましたが、好天が続き、「脱穀」直前の田んぼの様子をお伝えします。
稲刈りから本日で12日目を迎え、今日はお米の乾燥度合を調べるために田んぼに来ました。刈取り時は、まだ薄ら緑がかった稲穂ですが、すっかり綺麗な黄金色になりました。
昔ながらのはさがけによる天日乾燥は、じっくりと天日で乾燥させることで、稲穂の油分、栄養分、甘みが最下部の米粒に吸収され、お米本来の「旨味」と「甘み」が出ます。
地元秋田県鹿角市では、畜産農家が牛(鹿角短角牛)のエサに利用しますので、天日乾燥をしている農家さんもいますが、昔ながらのはさがけは今では本当に珍しい風景になりました。
はさがけをして7年目を迎えますが、市内でもこんな大規模でのはさがけは珍しいため、車を止めて眺めている方を時折見かけます。
普通に稲刈りをするよりも稲穂の栄養分を吸って、丸みを帯びた米粒になります。
お米の乾燥度合を計測すると15.7%でした。丁度いい程度で、乾燥しています。
通常、流通するお米は15%以内です。お米は水分が高いほど、瑞々しさと旨味があり、当園の水分含有量は15.5~16%を目標に小まめに水分調整を行っていますので、そろそろ脱穀が出来そうです。
急速に火力乾燥させる流通米と天日乾燥米の美味しさの違いは歴然です。早く新米を食べてみたいです!