寒干し大根&菊芋チップス乾燥中

寒干し大根は、軒下に吊るして4日目です。
しらかば農園のある秋田県鹿角市でも、12月の降雪量は平年の6倍。かなりの大雪で、感覚的には、平年の2月上旬のような降雪量です。毎日の除雪作業でクタクタです。

本日の気温は、日中も-4°の氷点下。夜にかけて一層しばれが強くなってきました。
しばれが強いと寒干し大根にはもってこいの環境です。夜にガチガチに凍みて、日中は解けだす・・・を繰り返す内に、大根の繊維質だけがのこる「寒干し大根」が出来上がります。このまま順調に寒さが続くと、一ヶ月半後の完成でしょうか・・

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表面はカチカチに凍っています。干し餅のように見えますね(^^) 出来上がりが今から楽しみです。

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また、現在、菊芋チップスづくりも実施中です。
菊芋を適度な厚さにスライスラーでカットし、乾燥機で2~3日間乾燥させ出来上がります。

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隙間なく並べた菊芋も乾燥が進み、かなりちじんできました。乾燥重量が1/10以下になれば出来上がりです。
そのまま食べるもよし、煮物に使うもよし、菊芋茶としても使えます。冬は、菊芋の生出荷がメインですが、同時にキクイモらっきょう酢漬けや菊芋乾燥チップスも作っています。
来年1月中旬には、「菊芋チップス」の販売予定です。

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2014年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

寒干し大根づくり

台風並みの強い寒気と暴風雪の吹き荒れる爆弾低気圧で日本列島に広く影響が出た18日。

本日は、雪国ならではの伝統保存食「寒干し大根づくり」を行いました。
例年しばれが強くなった今頃に寒干し大根づくりを行いますが、今年は大雪と厳しい寒さで、寒干し大根づくりにはもってこいなのですが、毎日朝夕の除雪作業で、クタクタの日々が続いています。

「寒干し大根」は、全国的には「凍み大根」と呼ばれ、その地域によって作り方や呼び名は違いますが、厳しい雪国の自然を利用する伝統の保存食です。寒さが厳しいほど、旨味と甘みが凝縮され美味しくなると言われ東北地方の冬の郷土料理には欠かせません!
山形ではニシンとの煮物が有名な郷土料理ですね。秋田県でも、煮物、鍋物、お味噌汁に入れて食べます。特にしらかば農園のある秋田県鹿角市では、スキ焼、煮物、お味噌汁、そして、地元の名物ホルモン鍋の具材として使います。(私は大好き)
昔は、どこの家庭でも作っていましたが、今はめったに軒下に吊るす寒干し大根を見かけなくなりました。手間と時間が掛かるのと、便利な世の中になって大根の保存食を作ってまでも大根を食べたい!、利用したいって事がなくなったのでしょうね。私が小さい頃は、雪国の風物詩だったのですが・・・地元では作っている方もまだいらっしゃいますが、しらかば農園が伝統の保存食を作りますヨ(^^)

それでは、しらかば農園の「寒干し大根」づくりをご紹介します。

1.無農薬、有機栽培した自慢のしらかば大根を丁寧に皮むきします。

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2.適度な大きさに大根をカットします。当園ではかなり大き目にカットしていますよ。小さくカットした方が乾燥や出来上がりが早いのですが、充分な大きさのものを提供したく、大き目カットです。

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3.こんな感じにカットです。

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4.カットした大根を、野菜スープを煮込む大釜で少し固めに煮ます。

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5.大根に割り箸を刺して、少し硬いくらいかなって具合の茹で加減で釜揚げし、冷水に入れて粗熱をとります。

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6.ビニール紐に通り編んでいきます。1本に5つ大根を編みこみます。
毎年、寒干しづくりをしていますので、社員の皆さんは慣れた手付きで、編みこみが早いです。

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7.1本に5つ大根を通し、編みこんだら、2本を結びつけてこれを一連とします。

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8.流水に数日間さらし、アク抜きをします。
昔は、川の冷たい水でアク抜きしている風景を見かけましたが、今は衛生上の理由でする人は居ません。

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今週はここまで!
流水にさらし、来週には軒下に吊るし、しばれ(厳しい冷え込み)を利用して、大根を凍らせてゆきます。その後、夜間は凍り、暖かくなる日中は溶けて水分が抜けて・・・を繰り返し、大根の繊維質だけが残る「大根の乾物」が一ヶ月半以上かけて出来上がります。
軒下に吊るす作業は、来週ブログで報告します。

 

2014年12月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

たくあん一本漬け作り2014

本日は先月半ばに収穫し、干しておいた大根のヌカ漬け作り作業をしました。

2週間、軒下で干した大根は水分が程よく抜けて柔らかく、漬物用にぴったりな状態になりました。(残念ながら撮り忘れました(´・ω・`))

 

まずは、当園で栽培収穫しました特栽米の「あきたこまち」からでた米ヌカに荒塩、ザラメ、唐辛子をよ~く混ぜ合わせます。保存料は一切入れません。

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混ぜ合わせたヌカを大きめの容器に大根と交互に入れます。

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仕込み作業完成。後は約三か月寝かせておくだけです。

 

当園のヌカ漬け大根は無農薬・有機栽培した保存料を一切使用していない素朴で優しい味わいの昔ながらの「たくあん一本漬け」です。

昨年ご購入いただきましたお客様にも大変ご好評をいただきました。

来年二月発売予定の「謹製しらかば大根冬作りセット」に入る予定ですので

興味がある方は是非しらかば農園ホームページをご覧下さい。

しらかば農園HP→http://www.sirakaba.co.jp/index.html

 

2014年12月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤A

キクイモらっきょう酢漬け作り2014

本日は、当農園の冬の人気商品のキクイモらっきょう酢漬け作りを行いました。

キクイモは、食物繊維が豊富で腸内環境を整え、血糖値の抑制、脂肪の吸収を抑える効果が期待出来る薬効成分「イヌリン」(植物で作られる天然オリゴ糖)を多く含む低カロリー食材です。生キクイモも当園で販売していますが、生出荷は珍しく、全国の方々より注文がある人気の機能性野菜です。じゃがいも同様に料理に使えます。私は、薄くスライスしてキャベツなどとサラダにして良く食べていますが、便通もいいし、最初に食べることによって、お腹が満たされてあまり多くご飯を食べなくても満腹感を得られますね。
でも、この生キクイモはデコボコした形状で、土が取れずらく、とっても洗うのが面倒な野菜。そんなキクイモをお手軽に食べてもらいたくて作ったのが、「キクイモのらっきょう酢漬け」です。

さっぱりした味でご飯のお供や、晩酌のつまみにおすすめの一品です。

 

作り方は

1、まだ土付きの生キクイモを丁寧に洗浄し、泥を落として皮をむきます。デコボコして土が取れない部分や劣化した所は大胆にカットします。

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2、皮をむいたキクイモを瓶に入れます。この時に鷹の爪少々とらっきょう酢をなみなみと入れます。

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3、しっかりと蓋を閉め冷暗所にて約二週間漬け込みます。

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約二週間ほどで食べごろとなり完成です。

キクイモらっきょう酢漬けの販売は程よく漬け上がり次第の販売開始を予定しておりますが、生キクイモは当園ホームページからご購入出来ます。

作り方も簡単ですので是非ご家庭でもお試しください♪

ご購入はこちらから↓
http://www.sirakaba.co.jp/n03kikuimo.html

2014年12月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 佐藤A