わさび大根(=山わさび)の収穫

菊芋の収穫が終わった後は、近くに植えていた「わさび大根」(=山わさび)の収穫を行いました。
全国的には「山わさび」と言われていますが、私達の住む秋田県鹿角市では「わさび大根」と呼ばれています。

わさび大根は、雪解け辺りが収穫の適期で、最も風味や香りが良い状態です。厳しい自然環境だからこそ、固く引き締まった肉質と極上の辛み・風味のわさび大根が育ちます。
わさび大根(=山わさび)の産地は北海道が有名ですが、田代平農場の山桜の開花は、釧路や根室辺りと同じ5月中旬ですので、標高の高い十和田高原の大自然は、品質の良いわさび大根の栽培に適しているのでしょう。

収穫作業は、大型ショベル機でわさび大根の周辺を大きく掘起こし、土の中から根を傷付けないように丁寧に掘起こします。

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収穫直後の写真。なんだか良く分からないですよね。

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収穫後に、太い根の部分とひげ根を仕分けします。
太い根の部分を薬味に利用し、残りのヒゲ根を今年の株植えに使い、1年後の雪解けに収穫するのです。

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野菜スープ製造工場まで戻り、綺麗に洗ってみました。
ちょっと葉っぱはグロテスクな感じがしますが、通常はすぐに切り落とします。

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収穫したてのわさび大根を試食しました。
辛さは本わさびの1.5倍強く、摺り下ろしが瑞々しく、ツーンと鼻にぬける独特の辛みと風味が堪りません。
また、肉、魚、蕎麦の薬味、豆腐、納豆の薬味など、どんな料理にも合います。マヨネーズと和えたわさびソースも絶品です。

シンプル過ぎる食べ方ですが、摺り下ろしをアツアツのご飯にかけて、醤油を垂らして食べると、何杯でもご飯がいけちゃいます。卵かけご飯のアクセントにも美味しいですよ。
私のお勧めは、きゅりなどの浅漬けにたっぷりと摺り下ろした「わさび大根」を入れた漬物です。
爽やかな辛さを効かせた浅漬けの漬物は、ご飯のお供に、ビールのおつまみに最高ですよ。

雪解け直後の収穫が、最も極上の辛さだと言われている、今が旬のわさび大根です。
本日より、数量限定で「わさび大根」の販売を開始しています。
わさび大根の保存方法のテキスト付きです。

「わさび大根」の販売はこちら(しらかば農園ホームページ)

「わさび大根」の販売はこちら(ヤフーショッピングしらかば農園店)

 

 

2017年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

雪の下 菊芋収穫(最終日)

週が明けて、本日は「春堀り 雪の下 菊芋」の収穫最終日を迎えました。

雨の日が数日続き、ようやく菊芋の収穫が出来ました。

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最終日は少し冷たい風は吹くものの、春らしい温かい日差しの中での作業です。作業をしていると汗ばみました。

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大型ショベル機で掘り起こした「菊芋」。土の中から見つけてあげます。

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雨の日が続き、週末は好天に恵まれたせいか、先週の菊芋収穫時とは打って変わって、雪解けが進みました。1週間でこんなに雪が溶けるのかと社員みなびっくりです。

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雪の下から掘り起こした菊芋は、シャキシャキとした歯応えと甘みと風味が増して、とても美味しいです。

菊芋は野菜の持つポリフェノールや酵素の働きが強く、傷み易く変色しやすい特徴がありますが、特に冬越しして糖分が増した菊芋は、赤く変色しやすく、温度が高いとすぐに芽を出してしましますので、
菊芋をご購入する方は早めに食べてしまうか、漬物などにして保存出来るようにして下さい。
ジャガイモのように芽に毒性はありませんので、芽が出たらカットしてお使い下さい。冷蔵庫でしっかりと保存して、早めに召し上がって下さい。

ブログを見た方々より、多数問合せがあり、大変お待たせしましたが、数量限定にて「雪の下 菊芋」を販売します。

「雪の下 生菊芋」の販売はこちら(しらかば農園ホームページ)

「雪の下 生菊芋」の販売はこちら(ヤフーショッピングしらかば農園店)

 

2017年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

雪の下 菊芋の収穫(2日目)

昨日に引き続いての菊芋の収穫作業の様子をお届けします。

昨日は快晴でしたが、本日は曇り空で寒さの中での収穫になりました。気温は1℃。さすがに寒かったです。
農場は全面にまだ雪が1メールほどありますので、菊芋畑には農場入り口から徒歩で向かいます。収穫した菊芋は、キャタビラーの運搬機でトラックまで運び出します。
4月なのに気温が低く、雪が締まっているため、雪の上を平気で歩いてゆけるのが分かりますね。普通は歩けません。さすが北海道並の気候です。

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手作業での収穫のため、晩秋のジャガイモ収穫機による収穫よりも収量は落ちてしまいますが、畝幅いっぱいに広がる菊芋を土をかき分けて探します。シャベル等は菊芋を傷つけることになるので使っていません。

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大小様々な菊芋が収穫されています。

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4月11日の農場。
写真中央の木立辺りが、4月下旬収穫予定の冬越し人参の畑ですが、今年はGW明けでないと雪解けにならない感じです。
農場では、雪解けになると、冬越しのニンジンとゴボウの収穫作業が始まります。

春の菊芋収穫はもう少し時間が掛かりますが、数量限定で「雪の下 菊芋」を販売します。発売まで今しばらくお待ち下さい。

 

2017年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

雪の下 菊芋の収穫(第1日目)

久しぶりのブログになります。

今年最初の農作業は、雪の下から掘り起こす「菊芋収穫」作業です。
昨年晩秋に収穫した「菊芋」は、テレビや雑誌でスーパーフードとして取り上げられ、「生食」の菊芋はあっと言う間に売り切れてしまいました。
その後、全国からのお問い合わせが多い中、秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの「田代平農場」では、雪をかきわけての菊芋収穫作業が4月10日より開始されています。

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4月10日は、快晴の元での収穫作業となりました。気温は8℃。まだまだ寒いのですが、春めいた日差しで農場にも少しずつ春が近づいています。

下の写真は、3月23日から開始した「菊芋畑」の除雪作業です。東京では桜が開花した頃です。今冬は、1月はあまり降雪がなかったのですが、2~3月と降雪が多く、平年並の降雪量で、3月に入っても気温が低く、雪解けが進んでいませんでした。
田代平農場の積雪は2メートルを越し、冬期間は閉鎖されるほど、厳しい自然環境です。

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<3月23日の菊芋畑の除雪作業>

晩秋収穫の菊芋は、ジャガイモ収穫機で収穫しますが、春の畑はぬかるんでトラクターが入れません。大型ユンボで土を掘り起こし、手作業にて収穫します。
除雪されているとは言え、土はもの凄く冷たいです。土の中から菊芋を丁寧に掘り起こし、収穫しています。

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積雪2メートルを越す厳しい自然環境の中で、菊芋は甘みと風味が強くなり、とても美味しなりますが、晩秋収穫したものより残念ながら日持ちはしません。

どうして、わざわざ除雪してまでも雪の下から菊芋を掘り起こすかと言うと、菊芋は暖かくなると、すぐに芽を出してしまいますので、冬眠中の菊芋を掘り起こすのです。
雪国ならではの今が旬の菊芋です。

2017年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤