雪の下 菊芋の収穫(2日目)

昨日に引き続いての菊芋の収穫作業の様子をお届けします。

昨日は快晴でしたが、本日は曇り空で寒さの中での収穫になりました。気温は1℃。さすがに寒かったです。
農場は全面にまだ雪が1メールほどありますので、菊芋畑には農場入り口から徒歩で向かいます。収穫した菊芋は、キャタビラーの運搬機でトラックまで運び出します。
4月なのに気温が低く、雪が締まっているため、雪の上を平気で歩いてゆけるのが分かりますね。普通は歩けません。さすが北海道並の気候です。

290411-1

290411-2

290411-3

手作業での収穫のため、晩秋のジャガイモ収穫機による収穫よりも収量は落ちてしまいますが、畝幅いっぱいに広がる菊芋を土をかき分けて探します。シャベル等は菊芋を傷つけることになるので使っていません。

290411-4

290410-5

大小様々な菊芋が収穫されています。

290411-5

4月11日の農場。
写真中央の木立辺りが、4月下旬収穫予定の冬越し人参の畑ですが、今年はGW明けでないと雪解けにならない感じです。
農場では、雪解けになると、冬越しのニンジンとゴボウの収穫作業が始まります。

春の菊芋収穫はもう少し時間が掛かりますが、数量限定で「雪の下 菊芋」を販売します。発売まで今しばらくお待ち下さい。

 

2017年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

雪の下 菊芋の収穫(第1日目)

久しぶりのブログになります。

今年最初の農作業は、雪の下から掘り起こす「菊芋収穫」作業です。
昨年晩秋に収穫した「菊芋」は、テレビや雑誌でスーパーフードとして取り上げられ、「生食」の菊芋はあっと言う間に売り切れてしまいました。
その後、全国からのお問い合わせが多い中、秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの「田代平農場」では、雪をかきわけての菊芋収穫作業が4月10日より開始されています。

290410-2

4月10日は、快晴の元での収穫作業となりました。気温は8℃。まだまだ寒いのですが、春めいた日差しで農場にも少しずつ春が近づいています。

下の写真は、3月23日から開始した「菊芋畑」の除雪作業です。東京では桜が開花した頃です。今冬は、1月はあまり降雪がなかったのですが、2~3月と降雪が多く、平年並の降雪量で、3月に入っても気温が低く、雪解けが進んでいませんでした。
田代平農場の積雪は2メートルを越し、冬期間は閉鎖されるほど、厳しい自然環境です。

290323-1

<3月23日の菊芋畑の除雪作業>

晩秋収穫の菊芋は、ジャガイモ収穫機で収穫しますが、春の畑はぬかるんでトラクターが入れません。大型ユンボで土を掘り起こし、手作業にて収穫します。
除雪されているとは言え、土はもの凄く冷たいです。土の中から菊芋を丁寧に掘り起こし、収穫しています。

290410-3

 

290410-4

積雪2メートルを越す厳しい自然環境の中で、菊芋は甘みと風味が強くなり、とても美味しなりますが、晩秋収穫したものより残念ながら日持ちはしません。

どうして、わざわざ除雪してまでも雪の下から菊芋を掘り起こすかと言うと、菊芋は暖かくなると、すぐに芽を出してしまいますので、冬眠中の菊芋を掘り起こすのです。
雪国ならではの今が旬の菊芋です。

2017年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤