今年最後の大根の収穫

脱穀作業が終わった翌日、今年最後の秋大根の収穫が行われました。

下の紅葉写真は、大根を収穫して会社に戻る途中に撮影したものです。青森県と秋田県の県境に広がる十和田高原の中にある「田代平農場」。会社から農場まで40分は車で掛かりますが、その途中にある「中滝」という紅葉スポットでの撮影です。
10月中旬~下旬にかけてが紅葉シーズン。今年はとても紅葉が綺麗です。

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さて、今年最後の収穫となった秋大根ですが、品質の良いものが沢山収穫されました。
下の写真は、収穫した大根を「大根洗い機」にかけて、洗浄している様子です。

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この日の収穫で、2トン分ありました。

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肌も綺麗で、秋大根らしくまるまると太っています。

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今年は、高温少雨の影響で夏大根の収量は、昨年の3割以下。
大豊作の秋大根で、会社の大型冷蔵庫をようやく満たすことができ、ホッとしています。

しらかばの大根は、生で食べるのも美味しいのですが、味がしみ込みやすく、煮物に最適と言われています。
新鮮野菜プレゼントに当選された方は、十分にしらかば大根を堪能して下さいね~。

2015年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

お米の色選機がけ

脱穀作業後、「もみずり」作業を行い、もみ殻から玄米を取り出します。
通常であれば、ここで玄米として出荷・販売が出来るようになるのですが、当園では「色選機(しきせんき)」にお米をかけて、未成熟なお米、着色米、カメムシに吸われた「斑点米」などを綺麗に取り除く作業を行います。

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農業法人やお米を大きく取り扱う業者さんでは持っている「色選機」ですが、個人の農家さんではなかなか持っていません。
稲作を大きくやっている私の友人宅で昨年「色選機」を導入しましたので、今年は友人宅に収穫した玄米を全量持っていって、綺麗なお米だけにしていただきます。

まずは、投入口から玄米を入れてゆきます。

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選別された悪いお米だけがはじかれてゆきます。

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色選機の操作パネルです。
カメムシやヤケ米、異物、未成熟米など、その種類別に選別する強弱の設定が出来るようです。

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確かに悪いお米だけを取り除いてくれています。

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綺麗に選別されたお米です。

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除草作業を手作業で行うなど、慣行栽培の半分以下の農薬使用と有機肥料を使い、6年連続「秋田県特別栽培農産物」に認定されたお米です。
また、天日乾燥でお米本来の旨みが凝縮された、安全と美味しさを両立させたお米(あきたこまち)です。

今年も良いお米が収穫出来ました。是非、ご賞味下さいませ。

 

2015年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

脱穀作業(2日間)

8月の日照不足の影響で登熟(米粒の成熟)が進まず、平年より10日以上遅れた「稲刈作業」から、丁度2週間後の10月20日から二日間に渡って、脱穀作業が行われました。
その間、大根や人参の収穫作業もあり、目も回るような忙しさでしたが、こまめにお米の水分率をチェックし、脱穀適期となりました。

下の写真は、脱穀前日のはさがけ風景です。
米どころ秋田でも、ここまで大規模にはさがけ(天日自然乾燥)をしているのは珍しいです。しらかば農園の田んぼくらいの面積では、最新のコンバインで稲の刈り取りを行うと、1時間も掛からないであっという間に終わってしまい、翌日にはお米を食べられる状態になります。しかしながら当園では、じっくりと手間暇かけて天日乾燥しますので稲刈から2~3週間ほど自然乾燥させ、お米の水分含有率をこまめにチェックし、ようやく脱穀適期となるのです。また、天日乾燥では、稲穂や籾殻の養分や油分がじっくりと籾米に浸透するため、旨みが増すと言われています。

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すごく良い天気で、明日からの脱穀作業も良い天気に恵まれる予定でしたが・・・
朝からドンヨリとした天気で、お昼前から本格的な雨になり、作業は中止になったのです。残念…

改めて「脱穀作業」の様子をお伝えします。
脱穀作業は、ハーベスタと呼ばれる農業機械を使って行います。はさにかけた「稲穂」をハーベスタに投入します。そうすると、もみ殻と稲わらを機械で分別してくれます。

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稲穂をどんどん機械に投入していきます。

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脱穀された籾米は、籾袋の中に溜まってゆきます。

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籾米を取り除いた「稲わら」は、束ねてまとめてゆきます。
しらかば農園では自家製有機肥料の材料の一つとして使用しますので、全て農場に運搬して、藁を細かく刻む農機具を利用して細かくします。

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この後、雨が降り出して来ました。籾殻が雨に濡れると、機械を詰まらせてしまう原因になりますので、泣く泣く作業中止となりました。
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明日の作業再開に備え、雨に濡れないようにブルーシートを被せて1日目の作業は終了となりました。

翌日、寒かったものの、無事に脱穀作業を終える事が出来ました。

 

2015年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤