8月の日照不足の影響で登熟(米粒の成熟)が進まず、平年より10日以上遅れた「稲刈作業」から、丁度2週間後の10月20日から二日間に渡って、脱穀作業が行われました。
その間、大根や人参の収穫作業もあり、目も回るような忙しさでしたが、こまめにお米の水分率をチェックし、脱穀適期となりました。
下の写真は、脱穀前日のはさがけ風景です。
米どころ秋田でも、ここまで大規模にはさがけ(天日自然乾燥)をしているのは珍しいです。しらかば農園の田んぼくらいの面積では、最新のコンバインで稲の刈り取りを行うと、1時間も掛からないであっという間に終わってしまい、翌日にはお米を食べられる状態になります。しかしながら当園では、じっくりと手間暇かけて天日乾燥しますので稲刈から2~3週間ほど自然乾燥させ、お米の水分含有率をこまめにチェックし、ようやく脱穀適期となるのです。また、天日乾燥では、稲穂や籾殻の養分や油分がじっくりと籾米に浸透するため、旨みが増すと言われています。
すごく良い天気で、明日からの脱穀作業も良い天気に恵まれる予定でしたが・・・
朝からドンヨリとした天気で、お昼前から本格的な雨になり、作業は中止になったのです。残念…
改めて「脱穀作業」の様子をお伝えします。
脱穀作業は、ハーベスタと呼ばれる農業機械を使って行います。はさにかけた「稲穂」をハーベスタに投入します。そうすると、もみ殻と稲わらを機械で分別してくれます。
稲穂をどんどん機械に投入していきます。
脱穀された籾米は、籾袋の中に溜まってゆきます。
籾米を取り除いた「稲わら」は、束ねてまとめてゆきます。
しらかば農園では自家製有機肥料の材料の一つとして使用しますので、全て農場に運搬して、藁を細かく刻む農機具を利用して細かくします。
この後、雨が降り出して来ました。籾殻が雨に濡れると、機械を詰まらせてしまう原因になりますので、泣く泣く作業中止となりました。
明日の作業再開に備え、雨に濡れないようにブルーシートを被せて1日目の作業は終了となりました。
翌日、寒かったものの、無事に脱穀作業を終える事が出来ました。