黄熟期のあきたこまち

秋田県特別栽培米の認定を受けている当園の「あきたこまち」の栽培も佳境を迎えています。

今年は、8月の日照時間は平年の半分以下になりましたが、7月までの天候が良く、今後は天候も回復してゆくと予想されることから、稲刈りも1週間早く開始されるのではないかと言われています。

現在の生育ステージは「黄熟期」。登熟が進み、青かった稲穂の黄化します。
穀物の種子が次第に発育・肥大することを登熟と言います。稲穂が出て、開花・受粉すると登熟を開始します。稲の場合は、開花から約40~50日間が登熟期です。稲は光合成によりデンプンを生産し、胚乳に溜め、稲の種子であるお米を充実させていきます。

当園の稲刈りは、「はさがけ天日自然乾燥」を行うため、通常のコンバインで刈る稲刈りより1週間は早く稲刈りを行います。順調に登熟していますので、稲刈りは9月の3週目後半といったところでしょうか。

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<9月3日> だいぶ登熟が進み、穂が垂れてきています。

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<9月3日> 完全落水し、ぬかるみのある圃場では、クロ切りし排水を良くして、田んぼ全体を固くなるよう乾かしています。

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<8月7日撮影> 出穂期の稲 小さく見える白いものが「いねの花」です。

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<8月20日撮影> 穂が完全に揃い、米粒の重みで頭が垂れてきました。

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<9月3日> 現在の様子です。

出穂期から現在の黄熟期までの稲の生育の様子を見ますと、わずか一ヶ月でこんなにも変わるものですね。
昨日、最後の畦畔草刈りを終え、あとは稲穂が太陽の光を受けて黄金色に輝いたら、いよいよ稲刈りです。
台風が来ない事を祈りながら、稲刈りの準備を行います。

2014年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤