収穫前の畦畦草刈り

9月上旬の田んぼの様子です。

今回は、稲刈り前の最後の畦畔草刈り作業です。
だいぶ、稲も黄色くなってきましたが、8月お盆以降は台風18号の影響や日照不足、気温も上がらず、登熟が進まない状態が続いています。予定では9月17-18日で行う稲刈り作業も延期となり、天候回復と稲の刈取り適期を待つ状況になっています。
1枚目の写真ですと、まだ全体的に田んぼが青っぽく見えます。

前回の草刈りのブログでお伝えしたように、草刈り禁止期間を終えて、稲刈り前の最後の畦畔草刈りを実施しました。下の写真は、草刈り前の写真です。だいぶ草が伸びていて、草刈り機の刃に草が絡みついたり、背丈があるので、どうしても収穫前の草刈りは重労働です。

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2枚目の写真は草刈り後の様子。上の写真の水口と違って、稲穂は黄金の色でとても綺麗です。
これでも、まだ収穫には早い感じです。稲穂の80%以上が黄くなっているのが一つの目安。籾殻を取り除き、米の様子もみます。まだ登熟が今ひとつでした。
地元秋田県鹿角市の刈取は、シルバーウィーク明けの9月24日以降から始まると言われています。

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水口近くの稲が刈り取ってありません。これは、放射線量測定検査に出すために刈り取ったためです。

通常は、その地域で無作為に選んだ圃場から放射線量測定検査を実施していますが、しらかば農園では自社水田を毎年自主検査として放射線量測定検査に出しています。
農場からも田んぼからも地域からも一度も放射線量測定検査で基準値を上回った事例はないものの、よりお客様に安心してお召し上がり頂くために、毎年実施しています。一回の検査で、500g必要です。

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だいぶ黄色く輝いてきた稲穂。収穫が待ち遠しく感じます。
予定では9月下旬に稲刈り、その後、はさがけによる天日自然干しを2週間ほど行い、脱穀、もみずり、色選機で着色米などを選別し綺麗なお米を出荷します。
当園の新米を心待ちにするお客様からメールやお電話での問い合わせが多くなってきています。現在、お米の登熟度が増してお米が美味しさを増すための期間です。今年も6年連続で秋田県特別栽培農産物に認定された安全・安心なお米で、はさがけによる「天日干しが、稲穂からの油分、栄養をじっくりとゆっくりと米粒に浸透させて、お米本来のうまみ、甘み、香りを引き立てます

10月下旬頃に新米の出荷を予定していますので、今しばらくお待ち下さい。

 

2015年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤