台風24号が通り過ぎた10/3より、稲刈り・はさがけ作業が行われました。
当園の「稲刈り・はさがけ」作業を説明します。
まずは、バインダーと呼ばれる収穫機で、稲を刈り取り、束ねます。
全て刈り取った後に、はさを組み立てます。
刈り取った稲束を寄せてスペースを作り、三脚と単管を運び、組み立ててゆきます。
はさを組み終えたら、はさがけしてゆきます。
一束ずつ、丁寧にはさにかけてゆきます。
全て掛け終えたら、刈り残しや落ちた稲わらを拾い集めます。
秋晴れの好天に恵まれ、二日間で順調に作業を終える事が出来ました。
天日と秋の爽やかな風で2週間程度、じっくりとゆっくりと自然乾燥させてゆきます。
稲刈り後も稲は生きていて、稲穂や籾殻の油分、栄養分、甘みが時間を掛けて米粒に浸透してゆくため、昔ながらの「天日自然乾燥米」は美味しくなると言われています。
手作業にて稲を集め、手間を掛けてのはさがけですが、手間を掛けた分、光沢のあるふっくら丸みを帯びた米粒に仕上がります。
数時間で乾燥させる火力乾燥との違いは歴然です。
順調に乾燥が進めば、10月中旬頃には脱穀作業が出来そうです。
当園の特栽米「あきたこまち天日乾燥米」を心待ちにしておられる方は、もう少しお待ち下さい。