5月下旬に菊芋の定植をしてから約二ヶ月、菊芋は日に日に成長してゆくのが分かります。背丈は1.5mに達し、平年より成長が早いです。
背丈が3メートルに達する菊芋が夏以降の台風や強風で倒伏しないよう、毎年この時期に土寄せをしています。
「土寄せ」は「培土」とも言われ、茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土によって茎基部から不定根を発生させることも倒伏への抵抗強化となります。
当園では管理機と呼ばれる農機具を使用して、畝と畝の間を中耕し、同時に菊芋の根元に土を飛ばし、根元に培土します。
管理機で培土した後は、菊芋の株元に土がかかり、中耕除草で畝間も綺麗に除草されています。
その後、立鎌等を使い、しっかりと株元に手作業で土寄せを実施します。(この作業が大変・・・手がマメだらけ)
しっかりと土寄せを行い、台風や強風に備えますが、台風の雨風の強さによっては、防ぎきれない場合もあり、数年前の台風ではほとんど倒伏してしまい、収量が全く良くない年もありました。
また、背丈が3mを超す菊芋の芯止めを行い、背丈を2mに抑えるなど強風対策をした年もあり、毎年試行錯誤して強風に備えています。
後は強烈な台風が来ませんように・・お祈りです。