畦畔草刈り(第二回目)

気象庁は本日(6/6)、北東北(青森、岩手、秋田)の梅雨入りを発表しました。前回、雨が降ったのはいつ頃だったかな?と忘れてしまうくらい雨が降らない日が続き、久しぶりに朝方から雨がパラついた今日、梅雨入りでした。
ここ連日、30度を超す真夏日で、特に北海道やお隣の秋田県大舘市では、猛暑日を記録していました。
昨年も5月後半から6月半ばまで雨が降らず、秋田県と青森県の県境に位置する「田代平農場」では、畑づくりや種まき作業に支障が出たのを思い出しましたが、今日、ようやく恵みの雨が降ってくれました。

そこで、朝から雨が降っていたので、絶好の「畦畔草刈り日」・・・出勤後、すぐに田んぼに向いました。
雨が降って草が濡れていると、すごく草が刈りやすい状態です。多少の雨は気にせずに、草刈り作業を開始しました。

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↑ もう少し草が伸びてからでもいいのですが、畑の作業もあり、刈れる時に刈っておきます。
昨日も30度を超す真夏日でしたが、今日は20度くらい。雨が降っていたので、雨合羽を着ての作業でしたが、暑いよりは本当に作業がしやすく捗ります。

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↑ 草刈り後の田んぼ。畦畔が綺麗になって、とっても気持ち良いです。

 

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↑ 現在の稲の様子。
5月19日に田植えを行ってから19日目です。だいぶ背丈も伸びて、しっかりとしています。

田植え後から活着期を経過し、分けつ期を迎えています。活着期とは、移植した苗がしっかりと田んぼの土壌に根付く期間です。田んぼの水位を深めに保ち、風などから苗の根を守り、活着しやすい状態に水管理をします。
そして、今の分けつ期とは、1本の根が根本から分かれて増えていく状態です。今の時期は、水温地温を高めるために、天気が良い日、気温が高い日は、浅い水管理を行ない、地温を確保し分けつを促進させます。1本の根が枝分かれし、茎数(稲穂)を増やすことでたくさんのモミ(米粒)を着けてゆくのです。
ただ、たくさん茎数を増やせば良いのではなく、美味しいお米が出来るよう、決まった有効茎数を確保したら、もう余分な分けつしないように中干し(稲に水を与えず、田んぼを乾かす)を行います。だいたい、6月下旬頃になりますが、有効茎数を確保したら、すぐに中干しを行います。
このように、稲作は小まめな水管理で、稲の成長を管理していきます。

2014年6月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤