田植え!

春の農繁期のメインイベント「田植え作業」です!今年で6年目となる「秋田県特別農産物」の米づくりです。
ずっと好天が続いていて、2日前の天気予報も晴れだったのに、小雨の降る田植えとなりました。(5月19日) 特に午後からは寒くて大変でしたが、大きなトラブル(田植え機の不調など)もなく終了しました。

秋田県鹿角市の田植えは、今年は割りと早めで早い人は5月11日頃から始まっていました。例年であれば、5月中旬~下旬にかけてが田植えのピークを迎えます。田植えの時期は、全国みんな違うんですよね・・
当園の田植えは、はさがけ天日乾燥を行うので、通常のコンバインで刈取りをする田んぼよりは少し早めに行ないます。今年は春先からの好天と気温がグングン上がっているため、地域的に田植え時期が早まっているのでしょう。

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写真では分かりにくいのですが、小雨が降っています。ですから、作業している人は雨合羽を着用しています。
お隣の田んぼは、まだ代かきもしていない状態です。割と早めの田植えです。

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思ったより真っ直ぐ植えるのが難しいのです。

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苗の補充をしている様子。
会社の田植えなので、人は揃っているので余裕です。大きく田んぼを作っている人で人手が足りない時、田植え機を運転するオペレータが苗の補充も行う「一人田植え」を見たことがありますが、さすがに一人は大変です。しらかば農園の田植えは、人手もあって本当に贅沢な田植えかもしれないです。

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田植えの目途がついたら、補植作業を行います。
補植作業とは、田植え機で植えれなかった場所(まくら部分のつなぎ目)や欠株(苗が植えられなかった場所)を探して、手で植えてゆく作業です。
おじーちゃん、おばーちゃんが良くやっていますが、今はなかなか補植作業をする人は居ません。田植え機の性能も上がり、欠株が少ないのと、大規模でやっている農家さんは、補植する手間暇がないからです。

ずっと中腰で大変ですが、欠株や1本しか苗が植えていない箇所を見つけ、丁寧に苗をさしてゆきます。これは人数が多い方が良いので、写真では二人ですが、田んぼに来ているメンバーで一気に補植し、片を付けてしまいます。
例年ですと、気温が上がり、暑い中での田植え作業ですが、今年は寒かったな~

6年目を迎える「秋田県特別栽培米」・・農薬・化学肥料を慣行栽培の半分に抑えた低農薬のお米の栽培。
実は、この田植え時点から違います。種籾から苗を育てますが、育苗の段階で、すでに防除のための農薬を通常は2回以上は散布していますが、当園では「温湯消毒」で苗を殺菌していますので、これで農薬成分1カウント以上、通常の苗より農薬を使っていません。農薬を使っていない代わりに、天候によっては「いもち病」などの病気に、より注意しなければなりませんが、農薬を抑え、人手による除草作業、天日乾燥で丁寧に稲作し、安全・安心・美味しさを追求した米づくりをしています。

 

2015年5月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤