田んぼ溝切り作業

7月上旬の田んぼの様子です。

この時期は「中干し」の期間中で、田んぼから水を落とし、稲の生育を抑える事で、茎数過多を防ぐための稲作の栽培管理の一つです。
また、中干しを行うことで土壌中のガス抜き効果や根を活性化させる効果もあります。しっかりと田面を乾かすことで、硬くなり秋の収穫作業がスムーズに行えます。

中干しから1週間経過し、田面がちょっと硬いくらいですが、「溝切り」作業を行いました。
下の農機具を使って、稲と稲の間に溝をつけていきます。

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草刈り機についているような小型のエンジンで車輪を回し、V字型の溝切りで深く溝をつけてゆきます。
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残念なことに一人で作業していましたので、作業の様子はお伝え出来ませんが、これは大変な重労働な作業です。今回は割と田面が乾いてあったので田の中をこの農機具を押してゆくのは容易でしたが、土が乾いて硬いため、今度は溝をつけてゆくのに力を入れなくてはなりません。
溝切りの適期は、中干し後に耳たぶくらいの硬さに土壌がなった時が良いと言われていますが、畑の作業もあり、適期に入れませんでしたが、溝を切ることによって、水はけがよくなり、秋の収穫時期に抜からない田んぼになると言われています。

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溝と溝の合わせ目は、手作業にて十字路のように直し、水が通るようにします。

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この作業で、水はけがよくなりますので、収穫前の落水後の田んぼの乾きが良くなり、稲刈り作業での機械操作がスムーズになります!

 

 

2015年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤