牛蒡栽培

当園の牛蒡の栽培は、春まきして晩秋に収穫する牛蒡畑と、時期をずらして種まきし冬越しして来春に収穫する畑の2種類があります。

下の写真は、現在の牛蒡畑の様子です(8月27日撮影)。 品種は「正作」。スラリと長く、肉質が柔らかいのが特徴です。この圃場は、播種から約3ヶ月経過し、秋田フキのように葉が大きくなってきました。

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こちらは、第1回目の除草作業の様子です。
この圃場では、6月1日に播種が行われ、20日後に一回目の草取りが行われました。
除草作業は、雑草が小さな内に「立鎌」を使い、芽の周りの土を雑草ごと丁寧に削り取るように作業します。雑草が小さな内は、雑草の根を動かすだけで簡単に除草されますが、雑草が大きくなると根をしっかり張りますので立鎌では綺麗に除草出来なくなります。当園の除草は、先手先手で雑草が小さな内に駆除してしまいます。(長雨や天候で畑に入れず、除草適期を逃した場合は、立鎌は使えず、手作業で除草しますので本当に苦労します)

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7月末~8月始めに実施した二回目の除草作業です。
本葉が3枚頃になると、一箇所に1本の間引き作業も行い、トラクターで牛蒡の根本に土を寄せて盛り上げる「培土」を行います。

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今年は、牛蒡につく害虫「ネキリムシ」があまり多く発生しませんでした。

日中は、土の中に潜っていて、夜になると土の上に出てきて、牛蒡の茎を綺麗に噛みきってしまう虫です。これが大量に発生した場合は、本当に駆除が大変です。
今年はほとんどネキリムシによる食害もなかったので、非常に助かりました。

牛蒡の収穫は、10月から始まります。

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2016年8月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤