菊芋の収穫(11/12-16)

秋田県と青森県の県境にある十和田湖近くの「田代平農場」では、今年最後の農産物の収穫である「菊芋堀り」が行われました。
平年であれば11月を過ぎると初雪が降りますが、今年は暖かく、ギリギリまで菊芋を成熟させて、収穫する事が出来ました。
昨年は収穫作業期間に雪が降り、雪の中での大変な作業になりましたが、今年は順調に収穫作業を終える事がで、ホッとしています。

これが菊芋です。
ここ数年は認知度が上がり、食物繊維が豊富でイヌリンやフラクトオリゴ糖を豊富に含んだスーパー食材として脚光を浴びています。
菊芋は生姜のようなイビツな形をしています。根元から根が伸びて菊芋が出来ているのが分かります。

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菊芋は霜が降りて、菊芋の茎が枯れたら収穫適期です。
11月に入ったばかりの頃は、まだ青々としていましたが、霜が降り、畑に霜柱が立つほど寒さが厳しくなってきた頃には枯れて来ました。

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収穫は菊芋の茎を刈払機で根元から切り倒しする作業から始まります。

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その後、畑から切り倒した茎のカラ寄せします。これがけっこう大変な作業です。

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カラ寄せが終わったら、いよいよトラクターの収穫機で菊芋を掘り起こしてゆきます。

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後は掘り起こされた菊芋を拾っていったり、土を掘り返して収穫してゆきます。
菊芋は根元だけではなく、放射線状に広がっていますので、畝間も収穫機で掘り起こします。

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長さが100mの菊芋畑です。こればかりは人手が掛かります。

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今年は台風の影響をさほど受けず、倒伏した菊芋も少なかったので、収量も良かったです。
また、サイズが大きいのが今年の特長。11月以降も暖かい気温が続き、収穫をギリギリまで待っていたのも良かったと思います。

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1週間の収穫作業の間、1日中雨降りの時もありましたが、来週からは山間部では初雪が降るほど気温が低下すると言われていますので収穫を急ぎました。
生出荷も来週(11/19以降)からを予定しています。

2018年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤