稲刈り&はさがけ天日干し(9/30-10/1)

「秋田県特別栽培農産物」認定の特栽米の栽培も今年で10年目です。
昨年は天候の影響で収量減となりましたが、今年は天気に恵まれ、いい感じで育成・登熟してきました。

稲刈りの前日、下の様に田んぼの四隅を手作業で刈り取ります。これはバインダーと呼ばれる稲刈り機を田んぼに入れるスペースで、刈り取り作業を容易に始められるようにする為です。

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天候にも恵まれ、いよいよ稲刈りスタート。
天日干しするには普通のコンバインではなく、バインダーで稲わらを刈り取り・一定の量で結束してくれるバインダーで作業を行ないます。

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刈り終えた田んぼに「はさ組み」してゆき、刈り取った稲束を「はさ」の前に集めてゆきます。

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稲刈りは少し残してしまいましたが、全ての「はさ組み」を終えて、1日目の作業は終了になりました。
折しも「台風18号」が沖縄県先島諸島を通過した辺りでした。朝夕はめっきり涼しさが増し、寒いくらいですが、台風の影響か日中は気温がグングン上がり、汗ダクでの作業になりました。

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2日目は残った稲刈りを1時間程で終え、運搬機に稲束を集め、いよいよ「はさがけ」作業をスタートしました。

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二人一組でペアを組み、稲束を渡す人、はさがけする人で役割分担します。

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隙間が空かないよう、しっかり稲束をかけてゆきます。

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昔ながらのはさがけは、重い木材ではざ組みしていましたが、今ははさがけ用の三脚と単管で組み立てします。

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ひたすらはさがけ作業を行ない、夕方には全ての稲束を掛け終えました。はさがけも重労働ですが、何よりも暑さとの戦いになりました。10月に入ったし、もう少し涼しげな風が吹いてくれればなーと思いました。

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はさがけ作業を終えて、去年よりはさ組みも多く、平年並の収量が期待出来るかな~

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これから2~3週間、天日干しします。
じっくりと時間を掛けて自然乾燥させることで、稲穂の油分、栄養分、甘みが最下部の米粒に降りてゆき、丸みを帯びた甘みあるお米に仕上がります。
また、天日乾燥米の美味しさの秘密として、お米の水分含有量が高めに出来ることです。
流通するお米の水分乾燥率は14-15%ほどですが、当園の天日乾燥米は15.8~16%にします。お米は水分が高いほど、瑞々しさと旨味があると言われています。

約2週間、じっくりと天日と風で乾燥させ、細かな水分管理を行ないます。
10月中旬には「脱穀」を行ない、下旬には新米を出荷する予定です。後は台風が来ない事を祈るばかりでしす。

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当園では10年連続特栽米認定の「天日乾燥米あきたこまち」のご予約を承り中です。
新米が出回り、もう新米を食べた方も多いと思いますが、農薬・化学肥料は慣行栽培の半分以下に抑えた「特別栽培」×「昔ながらの天日乾燥」のお米を是非、お召し上がり下さい。(新米の発売は10月下旬頃です)

 

2019年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤