3月に入り駆け込み需要のお蔭(!?)でしょうか お米の売れ行きが好調です。今日は、精米の様子をお伝えします。
弊社では、お好みの精米白度(玄米、5分、7分、白米)を選べるので、いろいろな組み合わせも出来ますが、一番多く出るのは白米です。また、精米方法ですが、低圧力・低温で2回に分けて精米する「2回挽き精米」を行っています。強い圧力で一回に白米にするのではなく、2回に分けて徐々に白米にするやり方なので、お米の表面が1回だけの精米と違ってなめらかなになり、酸化しにくいのが特長と言われています。
1回目の精米で白度が5分程度にして、2回目の精米で白米にしますので精米に掛かる時間は2倍になりますが、せっかくの低農薬・有機栽培した秋田県特別栽培米で、かつ天日自然乾燥をしている付加価値を高めた美味しいお米なので、精米でも手間暇惜しまず、お客様の手元に届いてからもなるべく美味しさが長続きするように工夫しています。
当園の精米機です。一回で一俵(60kg)精米が出来ます。お米屋さんのような大きな精米機ではありませんが、当園では精米白度(5分、7分、白米)を選べますので、お客様の希望する精米白度を少量ずつ精米するには、この位の精米機がちょうど良い大きさです。
精米機から出てきたお米を「小米取り機」に入ります。この機械を通すことで、小さな米を取り除き、粒の大きさを揃えます。その後、2kgの真空パック袋に詰めます。
この機械は、真空機です。鮮度維持に最も優れた真空パックを採用していますので、精米仕立てを真空パック化することでこれもだいじな鮮度維持に繋がります。本当は、注文を受けて精米し、真空パック化するのが一番良いのですが、それをすると日々の注文を当日発送出来ませんので、1週間ごとや注文の出具合を見ながら、小まめに精米するようにしています。
お客様には、真空されたカチンコチンな米袋が届きますが、2回挽き精米と真空パックで、お米にとって最も鮮度維持に良い状態でお届けしています。
<お家での上手なお米の保存方法>
今はまだ寒さが残る時期ですが、これからは陽気な春を迎えます。また、古米化も進む時期です。お米の鮮度維持には、家庭では冷蔵庫で保管するのが一番です。密閉性の高いペットボトルに入れて、冷蔵庫保管しましょう。500ミリリットルのペッドボトルで3合、1.5リットルで9合、2リットルで12合入りますので、なるべく美味しさを維持出来るように上手な保存をして下さい。