7/5の田んぼの様子です。
7月初めから「中干し」を開始しています。「中干し」とは、田んぼから水を落とし、稲の生育を抑える事で、茎数過多を防ぐための稲作の栽培管理の一つです。
また、中干しを行うことで土壌中のガス抜き効果や根を活性化させる効果もあります。しっかりと田面を乾かすことで、硬くなり秋の収穫作業がスムーズに行えます。
しかしながら、田んぼによっては水はけが悪かったりするのがあり、「中干し」+「溝切り」を行う事で、今後の水管理が容易になり、しっかりと田面が固くなります。
どちらかと言えば、しっかりと田面を乾かし、秋の収穫時期にバインダーでぬからないようにするために実施しています。
実際、今年で特栽米の栽培も10年目を迎えますが、当初は「溝切り」をしていませんでした。秋の収穫期に台風や大雨で田んぼがぬかるみ、大変な思いを何度か繰り返し、今はしっかりと「溝切り」を行う事で解消されています。
溝切りは、下の写真のような農機具を使って、稲と稲の間に溝をつけてゆきます。
残念ながら、一人で行っていますので、作業風景は写真を撮ることは出来ませんが、作業前と作業後の写真を載せます。
<作業前>
<作業後>
溝切りした直後から、溝に水が溜まりだし、最終的に排水管に溝が繋がっていますので、そちらに水が流れてゆく仕組みです。
後は7月中旬までしっかりと田面を乾かします。