本日(3月19日)、久しぶりに秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの我が田代平農場に行ってきました。しらかば農園野菜スープ工場とは30キロメートル離れた山間にある農場ですが、予想以上の積雪量に驚いてきました。
今年は、3月上旬~中旬にかけての大雪がありましたが、例年に比べると降雪量はずっと少な目。野菜スープ製造工場周辺の雪も例年より少なく、 今年は除雪作業も楽だな~って思いながら冬を過ごしていましたが、さすがは深い山間にある田代平農場。 毎年2メートルを超す積雪量があり、完全に雪解けするとなると5月下旬になります。(標高は北海道の釧路と同じくらい)
農場へ向かう坂道です。農場長が毎日、農場入口にあるたい肥舎まで除雪しています。まるで春の八甲田山の観光で有名な雪の回廊のようです。
車の後方に見える雪の壁が農場入口になります。まだまだ雪に閉ざされて農場への立ち入りが出来ない状態です。
たい肥舎によじ登って撮影した「田代平農場」です。右側に見える山が十和田湖外輪山です。しらかば農園の農作業の時に良くバックに写っている山です。農場長は今年は例年より遥かに降雪量が多いと言います。
3月下旬を迎えようとする今の時期に、この余りある雪の量には驚かされます。北海道のような厳しい自然環境です。本当に5月GW明けには畑に入ることが出来るのか心配になってきました。
青いトタン屋根の建物が田代平農場の「たい肥舎」です。ここに、近くの養豚場から貰い受けた「豚プン」と昨年大量に集めたもみ殻、野菜スープの絞りカス(残渣)を混ぜ合わせ、付加価値を高めた「たい肥」作りをしています。
春先恒例の「豚プン」の運搬はもう少し後になりそうですが、農場長は、農場入口のたい肥舎までは道路、周辺を毎日除雪して車が通れるようにしています。
農場用の軽車両を置いていますが、多少は雪が溶けて締まったとは言え、2メートル以上降雪があった証拠です。
まだまだ雪深く降雪もある農場ですが、4月に入ると雪解けも徐々に進んできます。農場での一発目の作業は、雪の中を掘り返ししての「わさび大根(全国的には山わさび)」の収穫作業です。
雪の下から掘り起こす「わさび大根」が最も、辛み、風味、旨みが強いと言われています。収穫適期を逃さず収穫したいと思っています。
<昨年のわさび大根収穫の様子です>
雪の中から掘り起こす「わさび大根」・・・ツーンと鼻から抜ける爽やかな辛さで、極上の辛味と風味がこの時期に楽しめます。毎年わさび大根の販売を心待ちにしているお客様もいらっしゃいますが、もうしばらくお待ち下さいませ(^^)