脱穀作業&色選機がけ・・・新米販売開始しています!

9月末に稲刈りを行い、太陽と爽やかな秋風でじっくりと自然乾燥させた稲穂の「脱穀作業」が10月17日から行われました。

平年であれば2~3週間で目標の水分含量16%に到達するのですが、今年は秋雨前線の停滞、日照不足により、23日目にして脱穀を行う事が出来ました。
収穫時の籾米の水分含量は、22~23%位と言われています。それから、じっくりと自然乾燥し、16%まで乾燥が進みました。
秋風の吹く晴れた日もあれば、曇り、秋雨の日も多く、ようやく脱穀が出来た~って感じです。

下のはさがけ写真は、前日の写真です。雨が続いていたので、田んぼに水が溜まってるのが見えます。

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前日にはさがけにブルーシートで覆い、朝露が付かないようにしておいているので、8時半から脱穀作業をスタートしました。
この日もパッとしない曇り空・・・でも、けっこうな重労働なので、涼しいくらいが丁度良く感じます。

脱穀作業では、はさから下ろした「稲穂」を脱穀機に投入し、稲穂と籾米を分離させます。
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下の写真は、脱穀後に出てきた藁(ワラ)をとっている様子です。コンバインの後ろにあるのが籾袋をのせた運搬車です。

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集めた藁は、10ずつに束ねて、運搬車にのせてゆきます。
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大量に藁が出ますが、藁切りカッターという農機具で細かく裁断され当園のたい肥作りの材料として使います。

昔ながらの「天日乾燥」と機械火力乾燥との大きな違いは、急激にお米を乾燥させないことです。
通常の火力乾燥では、短時間の内に高温で22~23%あったお米の水分含量を15%以下にしますので、どうしても食味が落ちたり、風味が落ちてしまいます。(通常食べているのは火力乾燥米ですが・・・)

当園の「あきたこまち天日乾燥米」は、昔ながらの天日乾燥でじっくりとゆっくりと乾燥させますので、風味が損なわれません。また、稲穂の油分がじっくりと米粒に伝わってゆきますので、艶々さが違います。
どうしても、低農薬・化学肥料を最低限に抑えた「特栽米」ですので、米粒は少し小さめかもしれませんが、炊きたての白さと艶やかさが違います。

脱穀した籾米は、「籾摺」を行います。籾摺とは、籾から籾殻を取り除いて玄米に仕上げる工程です。ここで、通常であれば出荷出来るのですが、当園では「色選機」にかけて、着色のある玄米やカメムシ被害のあった斑点米を取り除く作業を行い、綺麗な玄米に仕上げます。今年は、この地区ではカメムシ被害が多く出たと聞いていますが、色選機で斑点米を取り除いています。

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是非、天日の力でお米本来の旨みが凝縮された「あきたこまち天日乾燥米」をご賞味下さい。

7年連続「秋田県特別栽培農作物」認定の「あきたこまち天日乾燥米」は、当園への電話注文(0120-17-4181)や当園ホームページ、ヤフーショッピングで発売しております。

「あきたこまち天日乾燥米」の販売はこちら(しらかば農園ホームページ)

「あきたこまち天日乾燥米」の販売はこちら(ヤフーショッピングしらかば農園店)

2016年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤