真夏に行う「菊芋の土寄せ」作業は、農作業に慣れた社員も音を上げてしまうほどの過酷な作業ですが、菊芋栽培にとっては最も大切な栽培工程の一つとなります。
7月30日~8月2日(AM)までの3日半に渡り、作業を行ないましたが、涼しい十和田高原の田代平農場でも気温が34℃まで上がり、暑さと重労働でクタクタになりました。
土寄せ作業の前に、耕運機で畝(うね)と畝の間を中耕します。
これで、固くなった土を耕し、柔らかくすることで、菊芋の根張りを良くしたり、土の通気性を良くすることで、菊芋の根が酸素を吸収しやすくします。また、同時に畝間の除草が出来て、一石二鳥の効果があります。
次に柔らかくなった畝間の土を菊芋の根元に土を寄せ集めます。
この土寄せ作業の効果は、根の乾燥を防いだり、背丈が2メートルを越す菊芋が風で倒伏するのを防ぎます。
(毎年この土寄せ作業を行ないますが、台風で全て倒伏し、収量が上がらなかった年も何度もありました)
トラクターでも土寄せは出来ますが、それは菊芋の背丈がまだ小さい頃まで・・・一回はトラクターで中耕除草を兼ねた土寄せを行っていますが、菊芋の成長に合わせ、土寄せをして上げるのが大切です。
でもこの土寄せ作業が重労働、・・・しらかば農園の農作業のベスト3に入る重労働です。作付面積と株の数が違います。
土寄せと同時に、根元の雑草も除草します。
苦しいまでの暑さの中、水分補給をしっかり行ない、菊芋の土寄せ作業が完了しました。
青空の下、綺麗に除草と土寄せが行われ、清々しい気持ちになりました。これで、台風や強風の影響を受けずに、スクスクと育ってくれればと願います。