新スタッフブログ
しらかば農園BLOG
もうすぐ脱穀!(10/15)
脱穀作業を三日後に予定されています。
今日は、お米の水分含有量の計測と昔ながらの「はさがけ風景」をお伝えします。
水分含有量を計測したら、平均16.4%でした。
通常流通するお米の水分含有量は貯蔵性をたかめるため、14.5-15%以内。最近の火力乾燥機は美味しいと言われていますが、やはり、太陽と爽やかな秋風でじっくりと時間を掛けて天日自然乾燥させた「はさがけ米」との違いは出ます。
なにより、瑞々しくて艷やか・・・玄米の色が薄い感じがします。一晩で急速に乾燥させる火力乾燥と2週間以上、自然に天日干しするお米とは違います。
こうして、籾を逆さにすることで、稲穂の油分、栄養分、甘みが時間を掛けて、米粒に浸透してゆくので、天日干し米は美味しいと言われています。
遠くから見た「はさがけ風景」です。
米どころ「秋田」でも、昔ながらのはさがけ風景はあまり見ません。本当に少なくなりました。農家さんが自分達用にわずかにやる程度・・・
最近は、田んぼの集約が進み、大規模栽培が行われていますので、尚更ですね。
明日は雨予報ですが、あさっては好天で気温も高く、丁度良いタイミング(水分含有率16%)で脱穀作業が出来そうです。
今年最後の大根掘り(10/15-16)
朝夕はめっきり冷え込みが強くなり、早くもストーブをつけている人もいます。
今年最後の秋大根の収穫作業を行いました。
まだ、新鮮野菜プレゼント用の各種大根はありますが、作付けスケジュール上の大根はこれでおしまいになりました。
今年の大根は、低温・日照不足、高温干ばつが周期的に繰り返し、種まきをした時期、発芽、成長期のタイミングでどんな気象条件に当たるかで、収量・品質に差が出る極端な気候で栽培管理が難しい年でした。
「やませ」の影響で3割の収量減になった昨年に比べると、大豊作とまではいきませんが、平年並の収量でした。
生サラダでも煮込んでも美味しい当園自慢の大根です。
稲刈り・はさがけ作業(10/3-4)
台風24号が通り過ぎた10/3より、稲刈り・はさがけ作業が行われました。
当園の「稲刈り・はさがけ」作業を説明します。
まずは、バインダーと呼ばれる収穫機で、稲を刈り取り、束ねます。
全て刈り取った後に、はさを組み立てます。
刈り取った稲束を寄せてスペースを作り、三脚と単管を運び、組み立ててゆきます。
はさを組み終えたら、はさがけしてゆきます。
一束ずつ、丁寧にはさにかけてゆきます。
全て掛け終えたら、刈り残しや落ちた稲わらを拾い集めます。
秋晴れの好天に恵まれ、二日間で順調に作業を終える事が出来ました。
天日と秋の爽やかな風で2週間程度、じっくりとゆっくりと自然乾燥させてゆきます。
稲刈り後も稲は生きていて、稲穂や籾殻の油分、栄養分、甘みが時間を掛けて米粒に浸透してゆくため、昔ながらの「天日自然乾燥米」は美味しくなると言われています。
手作業にて稲を集め、手間を掛けてのはさがけですが、手間を掛けた分、光沢のあるふっくら丸みを帯びた米粒に仕上がります。
数時間で乾燥させる火力乾燥との違いは歴然です。
順調に乾燥が進めば、10月中旬頃には脱穀作業が出来そうです。
当園の特栽米「あきたこまち天日乾燥米」を心待ちにしておられる方は、もう少しお待ち下さい。
菊芋の花が満開になりました!
牛蒡葉の取り込み(10/2)
台風24号が通過した10/2朝 吹き返しの風や小降りの雨の中、「牛蒡葉」の取り込み作業を行いました。
当園では、「濃縮野菜スープミニ」の原材料として使われる「牛蒡の葉」。
牛蒡の葉には、抗酸化作用があると言われる「クロロゲン酸」が多く含まれ、また、お茶の主成分であるタンニンも豊富に含まれています。
クロロゲン酸は、老化の原因となる活性酸素を除去する効果があり、タンニンには、動脈硬化やコレステロール、中性脂肪抑制作用の効果が期待されています。
野菜スープのパワーアップ版「濃縮野菜スープミニ」には、野菜スープの原材料(大根、大根の葉、人参、干し椎茸、牛蒡)の他に、人参の葉と牛蒡の葉がプラスされています。
収穫を3週間後に控えた牛蒡畑で、1年分の牛蒡葉を刈り取り、ハウスで乾燥させます。
台風で葉が振り回され傷んだところは取り除き、ハウスで乾燥させました。
牛蒡の葉は、アク抜きして佃煮や炒めものにする食べ方もあるそうですよ。
野菜スープのパワーアップ版「濃縮野菜スープミニ」も是非、飲んでみて下さい。