今回は、水田の草取り作業を2日間かけて行いました。田植え作業から約1か月後の作業となります。
長靴は水田作業用の、膝くらいまで高さのあるものを履きます。深い所では長靴に水が入りそうなくらい深い所もあります。
農薬・化学肥料を通常の半分に抑えた「秋田県特別栽培米」では、できるだけ農薬に頼らずに手作業で除草しなければ厳しい基準をクリアできません。
大変な除草作業ですが、肥料成分を吸われるノビエ等の雑草駆除と同時に、丁寧に稲の周りをかき回し、新鮮な空気を入れて、根の張りを促進させる有効な作業です。
草取り作業の風景です。 草を取りつつ、土をかき混ぜながら進んでいきます。
雑草を取ったら手で丸めて土の中に入れます。その後、足で踏んで草が起き上がらない様にします。
当園の水田には「ノビエ」や「シズイ」、「スズメノテッポウ」などの雑草が多く生えています。
稲の擬態植物と言われるくらい稲に似ており、稲株への光をさえぎり、稲の養分を奪う雑草、「ノビエ」です。
生い茂ると大きな減収を引き起こす原因となる雑草、「スズメノテッポウ」です。
田んぼをかき回すことで、 土に酸素が供給されたり稲の根がしっかり張るなど「中耕」の効果があります。また、根の張りが良くなることで、稲が倒れる「倒伏」を防ぐ効果もあります。
草取り作業中は、土をかき混ぜたりする為、水が濁っていますが、しばらくすると水が澄んで、足跡が見えてきます。草取り作業を終えて綺麗になった水田です。
作業1日目は早朝に雷雨がありましたが、その後は曇りの天候で時々小雨が降りました。直射日光が無い分、作業がしやすいですが両日とも湿度が高く、汗だくになっての作業となりました。2日間の作業で足腰や腕・肩が痛くなりました。