はさがけ作業の2日目です。
本日は天候に恵まれ、良い天気になりました。朝夕は、本当に寒くなりましたが作業をしていても汗ばむほどの陽気でした。
まずは、昨日の作業の続きで、刈った稲わらを「はさ」の近くに集めてゆきます。
運搬車に山ほど積み込んで運んでいます。
集めた稲わらを、丁寧にはさにかけてゆきます。
今も昔ながらの重い木のはさを使う農家もいますが、当園では単管を使用しています。木のはさに比べると風情はありませんが、この単管だけでも100本以上使いますので、運びやすさ、使い易さを優先です。
一人でもかけれますが、二人で組んではさがけしてゆきます。
一つのはさにてかけ終えた様子です。
今回はこのはさがけを14基使って、全ての稲わらを天日干ししています。
通常の火力乾燥と違い、ゆっくりと天日で2~3週間天日干しします。天日干ししている間、稲わらの油成分がじっくりと米粒に降りてゆき、旨味、甘みを引き立てて、丸みを帯びた米粒になると言われています。
じっくりと天日乾燥したお米は、火力乾燥したお米との味の差が格段に違います。艶々と輝いていて、旨味とほど良い甘みがとっても美味しいです。
今では米どころ秋田でも「はさがけ」による天日乾燥をする農家さんは珍しくなりました。秋田県鹿角市でも、畜産農家が牛のエサなどに使うため、はさがけにして稲わらをとっていますが、さほど多くはありません。
当園では、6年連続で秋田県お墨付きの特別栽培米に認定されています。低農薬栽培で天日干しした「安全と美味しさ」を同時に追求したお米づくりを行っています。
手作業による除草作業や撹拌作業など、半年に渡る米づくりの成果が出る収穫(脱穀)まで、あと2週間余りとなりました。
当園の天日乾燥米を毎年心待ちにしている多くのお客様・・・只今じっくりと天日乾燥中です。10月下旬販売予定です。今しばらくお待ち下さいませ!
私も試食するのが今から楽しみです(^^)