葉大根&夏大根の栽培~収穫作業

当園の農作物で一番作付面積が多いのが「大根」です。

広大な田代平農場に今年は11箇所の大根畑が作られています。野菜スープの原材料に欠かせられない大根。特に大根の葉は、乾燥させて野菜スープの原材料として1年分を確保します。

写真は、夏大根の草取りの様子です。
夏大根は、7月下旬~9月始め頃まで五月雨式に収穫を行います。

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見た目の違いは分かりませんが、こちらの草取りしている畑は、「葉大根」です。
1年分の乾燥した大根の葉を確保しなければなりませんので、大根の葉の収穫のみに特化した品種もあり、それも栽培しています。

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除草作業は、他の農作物同様に「立鎌」を使って、丁寧に根本から除草してゆきます。
今除草している隣の畑が少し見えますが、播種時期をずらし、短い夏の間に何度も収穫出来るよう五月雨式に種まきしているのが分かると思います。
梅雨時期は、雑草が勢いを増して伸びてくる頃です。一つの目の畑の除草作業が終わったら、次の畑の除草作業に移り、各畑を巡回してゆきます。

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今年一回目の葉大根の収穫は、7月22日に行われました。
これが大根の葉だけを収穫するための大根です。当園では葉大根の品種は「天宝」です。食べる根の部分はあまり大きくなりません。葉もあまり大きくなり過ぎない内に収穫してしまいます。その方が、葉も若くて、しなやかなので、乾燥しやすいのです。

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収穫した大根の葉は、荒縄でまとめ、野菜スープ製造工場近くの大型ハウスに持ってゆき、その日の内にハウス干しします。

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こんな感じで、ビニールハウスに丁寧に掛けてゆきます。

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天候にもよりますが、3週間ほど経過すると乾燥します。
その後、当園の温泉を利用した床暖房室で仕上げの室内乾燥させます。カラカラに乾燥した大根の葉は、1枚が1グラム程度になります。
野菜スープが「黄金色」なのは、この乾燥した大根葉の色が多く出ているからです。大根の葉は、緑黄色野菜に位置づけられ、白い根の食べる部分より、栄養価がものすごく高いと言われています。スーパーなどで大根を購入した際は、大根の葉や茎を忘れずに食べましょうね。

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次は、8月4日に行われた第1回目の夏大根の収穫の様子です。
夏大根らしい、ずっしりとした大きさと重みがありました。とても瑞々しい大根で、大根おろしや煮物にも美味しく頂けました。
収穫作業は一人2畝を担当し、大根の葉をなるべく傷付けないように丁寧に抜いてゆきますが、100メートルある大根畑・・・早朝からの大根堀りとはいえ、汗だくで腰がイタイ・・・

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その後、包丁で大根と葉を切り離してゆき、大根の葉は荒縄でまとめ、ハウスに運びます。

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大根は、野菜スープ製造工場で、「大根洗い機」で綺麗に洗浄します。

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昨年の夏大根は、生育初期段階の高温障害でわずかしか収穫出来ませんでした。今年は高温少雨ながらも順調に生育し、品質も収量も良い夏大根が沢山収穫されています。

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夏大根の収穫は、9月中旬まで週1回のペースで行われています。

 

 

2016年8月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

牛蒡栽培

当園の牛蒡の栽培は、春まきして晩秋に収穫する牛蒡畑と、時期をずらして種まきし冬越しして来春に収穫する畑の2種類があります。

下の写真は、現在の牛蒡畑の様子です(8月27日撮影)。 品種は「正作」。スラリと長く、肉質が柔らかいのが特徴です。この圃場は、播種から約3ヶ月経過し、秋田フキのように葉が大きくなってきました。

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こちらは、第1回目の除草作業の様子です。
この圃場では、6月1日に播種が行われ、20日後に一回目の草取りが行われました。
除草作業は、雑草が小さな内に「立鎌」を使い、芽の周りの土を雑草ごと丁寧に削り取るように作業します。雑草が小さな内は、雑草の根を動かすだけで簡単に除草されますが、雑草が大きくなると根をしっかり張りますので立鎌では綺麗に除草出来なくなります。当園の除草は、先手先手で雑草が小さな内に駆除してしまいます。(長雨や天候で畑に入れず、除草適期を逃した場合は、立鎌は使えず、手作業で除草しますので本当に苦労します)

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7月末~8月始めに実施した二回目の除草作業です。
本葉が3枚頃になると、一箇所に1本の間引き作業も行い、トラクターで牛蒡の根本に土を寄せて盛り上げる「培土」を行います。

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今年は、牛蒡につく害虫「ネキリムシ」があまり多く発生しませんでした。

日中は、土の中に潜っていて、夜になると土の上に出てきて、牛蒡の茎を綺麗に噛みきってしまう虫です。これが大量に発生した場合は、本当に駆除が大変です。
今年はほとんどネキリムシによる食害もなかったので、非常に助かりました。

牛蒡の収穫は、10月から始まります。

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2016年8月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤