新スタッフブログ
しらかば農園BLOG
稲作~完全落水~
牛蒡の草取り・間引き作業(8/31-)
本日は、10月末に収穫を控えた「ゴボウ」の最後の草取りと間引き作業を行ないました。
ゴボウの葉も大きく成長し、秋田フキの大きさに近づきました。
8月は夏大根の収穫がメインでしたので、間引き作業が遅れてしまいましたが、大きな雑草も目立ってきていますので、最終的な草取りと間引きを行っています。
ゴボウが密集しているのがあれば間引きして、1本立ちしてあげます。
潜るようにして根元を確認しながら、除草したり間引きを行うので、腰に負担が掛かります。
間引きした「ゴボウ」・・・細めのゴボウとしてスーパーで見かける時もあるサイズ感です。
まだ短く、細いゴボウでも、抜くとゴボウらしい香りと若々しい柔らかさがあります。
10月末収穫予定のゴボウの間引き・草取り作業を終えると、すぐお隣の冬越しゴボウ畑の草取りに入りました。
こちらは越冬し、雪解け後に収穫する春堀りゴボウです。
年内に収穫するゴボウと比べると、成長はまだまだです。
綺麗に除草し、間引きを終えて、今期のゴボウの草取り作業は終了です。
ニンジンの草取り・間引き作業(8/27)
本日(8/27)の農作業は、収穫を来月に控えた「ニンジン畑」の草取り・間引き作業です。
ニンジンもだいぶ大きくなってきました。
収穫前の最後の草取りと、密集しているニンジンの最後の間引き作業を行ないました。
「ネキリムシ」と呼ばれるニンジンやゴボウの茎を噛み切ってしまう害虫が多く発生した為、わざと間引きせず残していました。
間引きしたニンジンで大きいサイズのものは、早速、野菜スープの原材料に使用します。
サイズは小さいのですが、しっかりとしたニンジンの味がします。
当園で使用するニンジンは、「時無五寸」と言う昔ながらの品種で、ニンジン本来の風味が強い品種です。
現在多く出回っているニンジンは、ニンジン特有の臭みが少なく、甘みがあるように改良されたものですが、野菜スープの原材料にはどうもむいておらず、昔ながらのニンジンを使用しています。
第一回目のニンジンの収穫は、9月中旬を予定してます。
夏大根の収穫(7月末~8月下旬まで)
今年の夏大根の収穫は7月末~8月下旬にかけて、計7回・・・週1~2回ペースで行われました。
1回目に収穫した大根は、7月の低温・長雨の影響で花芽の茎が伸長し、大根の花を咲かせてしまう「とう立ち=抽苔」する大根や肥大が鈍く、小ぶりな大根が目立ちました。
その後の天候回復で、2回目以降に収穫した大根は、夏大根らしく、瑞々しく大きな大根が収穫されています。
大根の収穫は早朝から取り掛かります。
まだ朝の涼しい内に大根をひたすら掘り続けます。畑の長さは100Mあり、一人2畝ずつ(大根2列ずつ)、ひたすら収穫していきますが、大根の葉を利用するため、葉を傷めないように丁寧に抜いていきます。
(写真は大根収穫作業数回分の写真を組合せしています)
この日は、朝もやがかかり、高原の朝って感じでした。
大根を抜き終えたら、大根の葉を切り離します。
その後、荒縄で大根の葉を取りまとめ、大根を袋に詰めます。(下の写真は葉大根の収穫の様子)
大根と大根の葉を4トン車に積み込み終わる頃がお昼頃になり、炎天下での作業になります。
昼食をとり、野菜スープ製造工場近くの大型ビニールハウスで大根葉を干し乾燥させます。
ハウスの中は40℃以上になり、蒸し暑さの中での過酷な作業です。
大根葉を干し終えたら、野菜スープ製造工場に戻り、大根を洗浄します。
全ての洗い終えたら計量し、大型冷蔵庫に格納します。1日約2トンほど大根を収穫しています。
夏大根らしい、大きな大根です。これだと1本で1kg近くあります。
昨年は「やませ」の影響で、小ぶりな夏大根しか収穫出来ず、平年より30%以上、収量が良くありませんでしたが、今年は平年並に収穫出来ています。
ただ、猛暑の影響なのか、大根の表面を食害する「害虫」が大量に発生し、大根の肌が綺麗ではありませんでしたが、収穫したての大根は瑞々しく、辛味が少なく、甘みがあって美味しかったです。
夏大根の収穫を終え、9月下旬の秋大根の収穫まで少し日にちが空きます。
その間は、主に各畑の草取りを行ない、9月下旬には1回目のニンジンの収穫作業が始まります。
出穂期!
茎から穂が出る事を出穂(しゅっすい)と言います。
今年の穂の出始めは7月末頃、今は約半数の茎が出穂する「出穂期」で、かなりの穂が出ていますので、「穂揃い期」かもしれません。
穂を出すと開花し、受粉します。受粉後7~10日間で籾の中では胚が完成し、養分をデンプンにして、胚乳として籾に蓄積し始めます。いよいよ、籾にお米を蓄える段階となります。
この時期に好天が続くと、良いお米が出来ると言われています。
下の写真は、7月4日に溝切りをした時の稲の様子です。
約一ヶ月の間に稲が順調に育っているのが分かります。
溝切りとは、田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業です。溝を切っておくと、スムーズに排水が行え、中干しがスムーズに行えます。
中干しして、数日間経過したタイミングで溝切りを行ない、秋の収穫作業がしっかりと行えるようにしています。