新スタッフブログ
しらかば農園BLOG
葉大根・夏大根の収穫始まる!
7月下旬、大根の葉だけを収穫するために作付けした「葉大根」の収穫が始まりました。
葉大根は、大根の葉を漬物などの加工用に使われるもので、大根の根の部分(食べる部分)はあまり肥大せずに葉だけが大きく成長し、栽培期間も短めです。
野菜スープには、大根の葉を大量に使用しますので、1年分を確保するために、大根の作付けの内、4割は葉大根を作付けしています。
大根は小さめなのが写真で分かると思います。
大根を堀り、次に大根の付け根に包丁を入れて、葉を大根を切り分けます。
少し日光に当てて、葉がしんなりしてきたら、荒縄で大根の葉を束ね、しらかば農園野菜スープ工場近くの大型ハウスに運搬し、ハウス干しします。干すことによって、1年分の製造に必要な乾燥大根葉を確保します。
こちらは、8月8日の大根収穫風景です。夏大根らしい大きな大根が収穫されています。
ハウスにて大根の葉を乾燥している様子です。天気が良ければ約3週間ほどで乾燥します。
次の大根の収穫はお盆明けを予定しています。
7-8月は草取り最盛期
7-8月は大根、人参、牛蒡の各畑を巡回して草取り作業を行っています。
今年の梅雨は水不足になるほど少雨、高温のカラ梅雨が続いた後に、7月22-23日に秋田県全域を襲った記録的大雨。
農場の一部の畑で土砂が崩れるなどの小規模の被害はあったものの、秋田県の中央・県南地区のような大規模な農業被害はなく、ホッとしました。
下の写真は8月お盆明けに収穫予定の大根畑の草取りの様子です(7/20)
冷涼な十和田高原にある当園農場でも、風が吹かない日は高温で汗だくになっての草取り作業です。
お盆明けの18日の収穫予定ですが、一ヶ月前だとまだ大根はこんな感じで小さいです。
こちらは牛蒡畑の草取り作業。左隣は、1回目収穫予定の牛蒡畑です。
ビシーっと雑草が生えて、草取り作業も時間が掛かりました。こうなると立鎌も使えず、手で雑草を引っこ抜きます。
各畑を巡回していますが、このようにビシーっと雑草だらけの畑があると、そこで作業時間が掛かり、次に草取りを予定している畑に遅れて入るため、草取り作業に追われる感じです。
今年は春先の低温・少雨が続き、牛蒡の発芽率があまり良くないようです。
こちらは、人参畑(第一回目収穫予定)の草取り(8/8)
だいぶ、人参も成長し、今回は前回の除草で取りこぼして大きくなった雑草の除草作業です。除草と同時に間引き作業も行っています。
来月9月中旬には収穫出来そうなニンジンです。
出穂期を迎えています(8月上旬)
8月に入り、当園の田んぼでは出穂期を迎えています。
出穂(しゅっすい)とは、稲から穂が出る事で、5月19日の田植えから約80日経過し、出穂時期を迎えました。
下の写真からは、開花している状態が分かります。出穂直後に数時間ほど花を咲かせますが、なかなか見ることが出来ないようです。
今年は、春先から初夏にかけて低温が続いたためか、稲の育ちも遅れ気味で、出穂時期も昨年より数日遅い感じです。
出穂以降は、稲は出穂した穂に栄養を与え、米づくりが進みます。
今年で8年目を迎える「天日乾燥あきたこまち特栽米」の栽培では、7月中はこんな作業をしていました。
下の写真は、手作業での除草作業2回目(7月中旬)の様子です。
1回目の除草作業(6月下旬)に比べると、稲が育っているのが分かりますね。
下の写真は、溝切り作業後の田んぼの様子です。
中干し開始後、4~5日後に溝切り機で田んぼに溝を切り、排水口に繋げて水はけを良くします。よく見ると、溝が掘られているのが分かります。また、土中の有害ガスを抜く作用もあります。
溝を切る農機具です。
この田んぼは、あまり水はけが良くないのですが、溝を掘ることによって、排水性が高まり、水管理も容易になり、秋作業が良い状態で出来ます。
ニンジン畑とゴボウ畑の除草作業(7/6-7)
九州北部の大雨にて甚大な被害に見舞われました地域の皆様には心から御見舞を申し上げます。
しらかば農園のある秋田県鹿角市では、2013年8月に1時間に108mmの局地的豪雨で、多大な被害を受けました。テレビの映像を見て、あの時の状況を思い出しました。河川の氾濫により田んぼや畑に激しい濁流が押し寄せ、なす術がなく自然災害に対する人の無力さを痛感し、田んぼを見に行った私自身、身の危険を感じる恐怖を覚えました。雨が落ち着き、一刻も早い復旧を心から申し上げます。
さて、梅雨の合間の晴れた日を利用して、ニンジン畑とゴボウ畑の除草作業に行いました。
昨日(7/6)は、ムシムシとした天気でしたが、風が吹き、除草作業はやりやすい方でした。
梅雨の途中や梅雨明けに農場に行くと、びっくりする位、草が伸びています。
このニンジン畑も、つい2週間前に一度除草したばかりですが、びっちりと草で覆いかぶさっています。
草とり鎌や立鎌を使い、除草しています。
まだ、芽が小さい内なので、間引き作業は梅雨明け位になる予想です。
そして、本日(7/7)は、涼しい農場でも27度まで気温が上昇。昨日と違って、畑の土の色が違いますね。乾燥しています。
昨日、残した4畝の除草をして、午前10時にはニンジン畑(1回目の収穫予定の畑)の除草は完了です。見違えるようになりました。
続いて、ゴボウ畑の草取りです。
芽の周りの草取りをしていると、ネキリムシが土の中から出てきました。ネキリムシによる食害も見受けられ、発見したネキリムシは即刻、潰してしまいます。
これが播種から約一ヶ月後のゴボウです。栽培期間は9ヶ月。これから、どんどん成長してゆき、大きな秋田フキのように葉が大きくなりますよ。
来週も梅雨の合間を見ての草取り作業が続きます。
田の除草作業(6/26-27)
5月19日に田植えしてから、6週間後の6月26-27日の二日間をかけて、田の除草を行いました。
今年で8年目を迎える「秋田県特別栽培農産物」(特栽米)では、厳しい生産基準があり、化学肥料、農薬は慣行栽培の半分以下しか使用出来ません。
当園では、最低限の農薬使用に抑え、手作業にて除草作業を行っています。手作業での除草作業は、大規模栽培化している稲作では本当に珍しいと思います。
除草作業スタート!いつもの年より雑草が多いな~
手作業による除草には、2つの理由があります。
まず一つ目は、除草のためです。2つ目は、「撹拌、中耕作業」として、根の周りを丁寧にかき回し、水田内に新鮮な空気を送り込み、根に酸素補給と刺激を与え、根張りを促進させるためです。
根の周りをかき回すと、ワラが発酵したガスのヘドロの様な匂いがしてきます。撹拌・中耕作業は、この有毒ガスを抜いてあげる作業です。
これを行うと、本当に根が活き活きとして見えてきます。
農場作業に慣れているしらかば社員でも、中腰で1日中、田んぼに抜かりながらの除草は、本当にキツイ作業です。
しらかば農園の農作業の中でもトップクラスのしんどさ・・・です。
時折、腰を伸ばします。水田なので、腰をおろして休むことも出来ません。
(私は二日間の除草作業で、今日は階段の昇り降りがかなり苦痛でした・・・毎年の作業でもこれだけは慣れません)
とは言え、出来る限り農薬を抑え、安全と美味しさを追求した米づくりのため、今年も頑張っています。
雑草は、ヒエ、シズイ、オモダカ、クログアイ・・・など、特に1枚目の田んぼは草が多かったです。
今年は春先からの低温で分けつがなかなかとれていないと周りから聞きますが、当園の田んぼではまずまずな感じです。
これからは、有毒ガスを抜く、過剰な分けつの抑制、根張りを強くする、田の中の土を固くさせ、収穫作業を容易させる等が目的な「中干し」という栽培工程に入ります。
完全に田んぼから水を抜き、梅雨時期の天候によりますが2週間程度入水せずに土を固くビビが入るほどに乾かします。
中干しまで後1週間程度でしょうか・・・
6月21日に梅雨入りとなりましたが、梅雨の晴れ間を利用して除草作業を無事に終える事が出来ました。