田んぼの除草作業(2回目)

6月23日の第一回目の除草作業から、15日後の7月8日に第二回目の除草作業を行いました。

この日は曇り空で風が吹いていたので、除草作業にはもってこい!の日でした。これが太陽カンカンですと、田の水面の照り返しでとても我慢出来ません(>_<)

2週間でグっと稲も成長しています。伸びた稲が腕にチクチク刺しますので、長袖を着ますが、暑くて腕を出している人もいますね。

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一人4列を担当して、ひたすら雑草を取ってゆきます。

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当園の田んぼでよく見かける雑草は、葉が矢じり形が特徴の「オモダカ」、肥料成分を吸われてやっかいな「シズイ」、どこでも生えている「ヒエ」の3種類。前回の取りこぼした雑草は大きくなっていました。

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田んぼ3枚の除草作業は、朝イチから初めて夕方までかかりましたが、前回の除草作業の成果もあり、思っていた以上に雑草は少なく、無事に終了しました。

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除草剤を極力抑えていますので、大変な手作業での草取りですが、前回の除草作業と同時に中耕作業にて、根の周辺をかき回して、新鮮な空気の入れ替え、ガス抜きなどをしっかり行ない「根張りを促進」させていますので、健康な根に育っています。

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綺麗に除草されました!
今年は春からの天候に恵まれ、分けつも早くとれているようです。雨不足で、田んぼの水不足も今後気になりますし、昨年のように8月の長雨は、稲が病気にかかりやすくなりますので、これからの天候が非常に気になります。

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2015年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

葉大根の草取り作業

梅雨入りしてからしばらく経ちますが、ほとんど雨が降る事なく、好天の日々が続いています。

この日(7/7)は、暑さとの戦いの中での「葉大根畑」の草取り作業です。

葉大根というのは、大根の葉部分のみを収穫するために栽培される大根の一種です。葉大根は、白い根の部分(通常食べる部分)はあまり肥大化しません。葉の部分のみ大きくなり収穫します。
漬物用や大根の葉だけを使用する目的であれば、栽培期間も短く、収穫もしやすいです。当園で栽培している葉大根の品種は「天宝」です。
野菜スープの原材料は、「大根・大根の葉、ニンジン、干し椎茸、ゴボウ」です。1年分の大根の葉を確保するために、当園では「大根」の作付の他に、「葉大根」もそれ以上の作付面積で栽培しています。

広大な葉大根畑です。降雨もなく、少し元気がないように見えますね。

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こんな感じで雑草が生えています。

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今回は前回のゴボウほど、濃く雑草が生い茂っていませんので、「立ち鎌」と呼ばれる、鎌で除草します。立ながら除草が出来るので、中腰で普通の鎌を使うよりは楽に感じます。

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先端部分は、ギザギザの刃や平な刃になっています。

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除草後はこんな感じです。長時間続けて使用していると腰も痛くなりますが、除草も捗り、作業効率は良いです。

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作物のギリギリのところまで、刃をしのばせて除草出来ますが、重なっている部分は手で除草します。

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広大な葉大根畑を1日半かけて終了しました。暑かったな~

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2015年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

ゴボウ畑の草取り(延べ4日間)

6月27日にようやく「梅雨入り」をした東北北部3県。(平年は14日)

しかしながら、降雨があった日が思い出せないくらいの「カラ梅雨」。かたや九州地方では「記録的大雨」。今年の天候も異常です。
秋田県鹿角市では、降水量は平年の3割程度と言われていますが、農場も乾燥しきっています。

6月24日~7月6日にかけて、延べ4日間費やした「ゴボウ畑」の草取り作業の様子をお伝えします。
除草剤を使用せず、手作業にて除草していますが、今年は異常に雑草が生えてしまい、なんとゴボウ畑50aに延べ4日間も費やしてしまい、その雑草の量と暑さでクタクタでした。

見事に生えた雑草。ゴボウの葉が見えないほどにビッシリと生え揃いました。
当園では、雑草はもっと小さな内に除草し、なるべく雑草が大きくならないように心掛けていますが、いろいろな農作業のスケジュールや天候、野菜スープ製造スケジュールの都合により、今回のゴボウ畑は遅めに入ってしまいました。

<第1日目>
このような感じでビッシリと雑草が生えています。
畝の畝の間は、トラクターで中耕していますので除草は不要で、発芽している周辺を手作業で丁寧に除草します。

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いろいろな作業が重なり、この日は、カメラマンも入れて5名での作業・・・手作業による除草作業はやはりマンパワー。作業人数が多ければ多いほど捗ります。

<第2日目>
梅雨入りした後の除草作業(6/29)
この日は、降雨はなかったものの、もの凄く寒かった日で、作業者はヤッケ等を着込んで作業しています。
6月24日時点では、そんなに雑草の生え方が濃くなかった畑右側でしたが、久しぶりの雨が降り、びっくりする位に成長が早く、びっしりと生い茂っています。
この位にびっしりと生えてしまうと、除草のプロ集団でも一畝2時間以上掛かってしまいます。

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雑草の濃さが分かる写真です。
午後3時過ぎには、一つ目の牛蒡畑の除草作業が終了し、次の牛蒡畑に移ってきました。こちらの畑もビッシリと雑草が生えています。

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<第3日目>

曇り空の中での草取り作業です。
あまりにも除草する草が多く、なかなか進まない様子です。除草作業は、体力と忍耐力です。この日は、曇り空で気温が上がらなかったため、作業はしやすかったものの、暑さの中で中腰での作業は、体力の消耗が激しいです。
熱中症の水分補給を心掛けます。

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<第4日目> 最終日

梅雨の合間と言うより、秋田は「カラ梅雨」と言われるほど、梅雨に入ってからも早々降雨が少ないのが特徴。特に今年は、梅雨入りした日くらいしか雨の日を思い起こせません。
暑さに耐え、辛抱強く除草作業を行い、無事に牛蒡畑(二箇所) 計50aの除草作業を終える事が出来ました。

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さすがに疲れましたが、明日は大根畑の草取りです。雨不足ですが、発芽率も良く、順調に生育しています。

2015年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

畑づくりと種まき作業

今日は、畑づくりと種まき作業の様子をお伝えします。

この日は、ニンジン畑の種まき作業でした。6月~8月上旬までは、畑づくりと種まきの最盛期です。次々に畑づくりが行われ、五月雨式に「種まき作業」が繰り返されます。

まずは、下の写真の「マニアスプレッター」と呼ばれる「たい肥撒き機」で、自家製有機肥料を畑に撒きます。
自家製有機肥料は、昨年米農家や農業法人から集めた「モミ殻」としらかば農園近くの養豚場から貰い受けた「トン糞」、それにワラや野菜スープの残渣を混ぜ合わせた「付加価値」を高めた「たい肥」です。
動物性有機(発酵豚糞)と植物性有機(籾殻等)をバランス良く混合し、微生物による分解、腐熟させた有機費用を使った健康的な土づくりは、土力を高め、植物本来の生命力を高めた野菜づくりには欠かせません。

昨年集めた籾殻は、籾殻を田んぼの面積に換算すると、「東京ドーム13倍」の広さに該当します。籾殻は柔らかく通気性の良い土づくりに役立ちます。
1アール当たり、5トンの自家製有機肥料をこのマニアスプレッターで撒きます。

有機肥料を使うとなぜいいのか?
コストのかかる有機肥料づくりですが、しらかば農園ではこのスタイルを創業以来20数年続けています。
工場で科学合成して製造する化学肥料は効率的で近代農業を支えてきましたが、畑の土が痩せてゆきます。有機肥料は肥料成分は少なく即効性もありませんが土壌環境に優しく、植物の成長に応じて、土の中から少ししかない栄養素を必死に取り込もうとするため、幹が太く葉が大きく、実の細胞が細かくなります。植物本来の生命力を高め、たくましく美味しく育てます。

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有機肥料を撒いて、トラクターで2度平打ちして、畑と有機肥料を馴染ませます。

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最後に種まきを行います。
播種機を取り付けたトラクターで、種を落としてゆきます。

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とても時間が掛かりますが、ゆっくり丁寧に畑づくりと種まきを行なっています。

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2015年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

ギシギシ退治

本日(6/22)の農場作業は、ギシギシと呼ばれる雑草の除草作業です。

実はこの畑は、ニンジン畑なのですが、多年草広葉雑草の「ギシギシ」が大量に生えてしまい、除草しています。

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写真では「ギシギシ」しか見えていませんが、ニンジンが発芽したばかりの畑です。(下の芽がニンジンの芽です)

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「ギシギシ」が正式な雑草の名前ですが、こちらでは「シノビ」と呼ばれています。
全国どこでも生えている雑草なので、見たことがある方も多いと思います。この雑草、土中に太い根っこがあり、その根っこごと引き抜かないと完全に駆除されず、少しでも根っこを残すとまた生えてしまう厄介な雑草です。

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作業している社員は、ビニール袋に根こそぎとったギシギシを入れて、圃場の外に捨てます。

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ギシギシの除草を終えた畝とまだギシギシの生えている畝では、大違いです。
この圃場は、ニンジン30アールの畑ですが、朝イチから作業を始め、終了したのは15時くらい。ひたすら「ギシギシ」の除草を行い、15時過ぎからはお隣の牛蒡畑のギシギシ駆除を行いました。

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まだ梅雨入り前の好天が続く日の作業風景でした(^^)

2015年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

ハウスシート張り

風の吹かない日を選び、ハウスシートの屋根張りを行いました(6月19日)

この大型ハウスは、大根の葉の乾燥に利用するハウスで、毎年、農作業繁忙期前にハウスの屋根かけを行い、1年分の大根の葉の乾燥を行い、降雪前にシートを外します。
冬になる前にハウスシートを外さないと、雪の重みでハウスが壊れてしまいます。今冬は、降雪量が多かったのでホウレンソウなどハウス栽培している農家では雪害によるハウス倒壊が多く見受けられました。

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一つのハウスの長さは36mあります。
ですからシート1枚1枚がとてつもなく重いです。2人ほどハウスの上に立たせ、地上からハウスを引き渡し、ハウスシートを掛けてゆきます。

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しらかば農園では、この様な大型ハウスが4棟あり、収穫した大根の葉を次々にハウスで乾燥させていきます。天候にもよりますが、3週間ほどでカラカラに大根の葉が乾燥になり、仕上げは床暖房のある部屋で大根の葉1枚が1グラム程度になるまで完全に干して出来上がります。

大根の葉の収穫~ハウス乾燥~取込み(乾燥室への搬入)を繰り返し、1年分の製造に使用する「乾燥大根葉」を作ります。

2015年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

田んぼの除草作業

第一回目の当園水田の除草作業の様子です。
今年で6年連続となる「秋田県特別栽培農産物」(特栽米)の認定を受けている「水田」です。
東北北部(青森、岩手、秋田)の梅雨入りは、平年であれば6月14日です。昨年は6日と少し早めでしたが、本日(6/23現在)も好天に恵まれ、暑さとの戦いになりました。
しっかし、毎日暑く、本当にこれから梅雨が訪れるのでしょうか・・・

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今どき、水田に入り除草する人はほとんど居ません。昔はおばあさんが腰をかがめて雑草取りとしていた風景を良くみましたが、効き目のある良い除草剤が出ていますし、農薬使用と共に労力の軽減化で田んぼに入る人は居なくなりました。

しらかば農園では、膝まで水に浸かり、中腰で行う大変苦痛な水田の草取りを毎年行っているかと言うと、理由は2つあります。
一つ目は、特別栽培米なので、農薬を使用する成分、使用数に制限があるためです。いくらでも農薬を軽減させて低農薬米にするかが課題の一つで、慣行栽培の半分が特別栽培米の基準ですが、昨年は1/3の農薬のみ
を使用しお米を作りました。

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二つ目は、除草と同時に丁寧に根ぎわをかき回し(撹拌)を行い、中耕作業によって、根に新鮮な酸素を補給し、根に刺激を与え、根張りを促進させるためです。

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根ぎわを撹拌していると、ヘドロのような臭いがしてきます。
田んぼの土の中には、稲わらがすきこまれていますので、ガスが発生しています。手で撹拌・中耕作業を丁寧に行うことで、ガス抜き効果があり、根ぐされがありません。
元もと、はさがけによる天日乾燥を行っていて、稲わらは全て農場のたい肥づくりに使用していますので、他の田んぼよりは稲わらなどによるガス発生が少ない方ですが、撹拌作業によって、ヘドロのようなガスが出てくるのがはっきりと分かりますね。

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根の周りの土を入れ替えるように、しっかりと中耕作業を行いますので、新鮮な空気が根元に入ります。

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草取り作業と撹拌・中耕作業を行うと、苗がすごく元気になったように生き生きして見えるます。気持ちい~って言っているようです(笑)
5~6月と好天に恵まれ、気温も高めに推移していますので、分けつも早いため、これから「中干し」期間に入ります。

 

2015年6月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

牛蒡(ごぼう)の播種作業

今年第一回目の播種作業は、栽培期間が約150日と最も長い牛蒡です。

当園の自家製たい肥を撒いた後に、丁寧に深耕ロータリーをかけて畑づくりを行なっています。籾殻(モミガラ)が大量に入っていますので、すごく土がフカフカしています。
そして、いよいよ播種(種まき)です。
トラクターの後ろに二つの三角形のケースに牛蒡の種子が入っています。それと二つのロールがその後ろにあり、これで均等に種子を落としてゆきます。

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今回の牛蒡畑は、平畝です。
いつもは、高畝で栽培するのですが、今回は平畝で牛蒡栽培を行います。水はけの良い圃場では平畝が適していると言われています。
まだ梅雨入りしていませんが、平年以上に降雨量があると予想されていますので、少し心配なのですが、今回は平畝でやってみます。

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こう見ると種が落とされているのか分かりませんが、実際には牛蒡の種子が落ちて、土をかぶせているようです。

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第一回目の牛蒡畑は、50アールです。縦100m×横50mの畑です。
播種作業後の気象条件で、発芽率が変わってきます。十和田湖近くの十和田高原にある田代平農場は、6月に入ってからも遅霜があったりしますので、天候や気温には充分に気を付けて播種を行っています。
以前に、遅霜や気温が低い日が続き、その影響で発芽率が非常に悪く、植え直しをした年もありました。
今年は好天が続いていますので、大丈夫かと思いますが、これからの天気に注視してゆきたいと思います。

2015年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

「菊芋ペースト」本日発売開始!

全国の「菊芋」ファンの皆様、大変お待たせしました(^^) 1年中食べれる「菊芋」が発売されました!

「生の菊芋が食べたい」「1年中、菊芋が食べたい」
実際に生の菊芋が食べれるのは、秋と冬だけです。当園でも保存方法を工夫しても4月いっぱいが生出荷出来る限界でした。外皮が薄く、傷付きやすく、コルク層がないため、保存性も良くない。3月末になると芽を出してしまったり、外皮が黒づんでしまうのが菊芋の難点でした。
菊芋は、血糖値の上昇を抑え、体内に吸収される脂肪の量を減らし、善玉菌を増やして腸内を綺麗にする健康効果の高い食品です。糖尿病・糖尿病予備群の方、健康志向の高い方、便秘の方、ダイエットをしている方に人気のある機能性野菜です。
特に4月始めに雪を掘り起こして収穫した「雪の下菊芋」を発売した時は、全国でも出回っている菊芋がなかったせいか、注文が殺到。簡単に売り切れてしまいました。
菊芋ファンのお客様のみならず、1年中菊芋が食べれたら・・・1年中販売出来たら・・・そんな思いで作ったのが菊芋をペースト状にして、冷凍食品として販売する「菊芋ペースト」です。

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1袋100g入りで、1セット(5袋入)より販売しています。
本日、当園の菊芋ファンの方から、なんと300袋の予約注文を承りました。幸先が良いスタートです。

菊芋は保存性が悪いためか、流通量は少ない野菜。小規模栽培で、地元の道の駅や直売所で販売しているのが多いようです。
当園でも北海道のように広い畑を持っていますので、容易に作付面積を増やすのは簡単ですが、保存性が悪いのがネックでした。好評の菊芋チップスや菊芋らっきょう酢漬けもありますが、どうしても「生」にこだわるお客様からの要望が多くありました。

そこでペースト状にして冷凍保存出来ることで、食べたい量の袋を解凍して1年中食べれるようにしたのが新発売の「菊芋ペースト」です。
当園の菊芋ペーストの特徴は以下の通りです。

1.「生食に近い風味」と「栄養損失を抑えた低温スチーム加工」
通常ペースト状にするには、野菜を熱湯で茹でます。短時間で茹でることで栄養損失を抑えていますが、菊芋の健康栄養素「イヌリン」は水溶性。当園では、低温スチームで菊芋を包み込み「殺菌」します。熱湯で茹でるより極力栄養損失を抑えています。また、菊芋本来のほんのり甘さが出て、生食に近い風味です。

2.冷凍食品だから1年中食べれます。
生の菊芋は冬期間だけ。春から収穫する晩秋までは諦めてした生食の菊芋も、解凍すればいつでも食べれます。

3.ペースト状だから、使いやすい。簡単調理。
解凍してバターやマーガリン代わりにパンに塗ったり、ヨーグルトにかけるだけ。その他、お味噌汁に入れたり、お菓子の練りこみ素材など、菊芋の料理の幅を広げました。

4.食事制限されている方の強い味方
低カロリーですので、食事制限されている方やダイエット中の方に最適です。生菊芋と同様に1袋(100g)35kcal。カロリー計算が容易に出来ます。また、食事制限されている人は、味気のないサプリメントよりも素材の風味と旨味を味わえるペーストの方が食べる楽しみと継続性が増し、食事による満足度を高めることが出来ます。

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解凍は、冷凍庫から必要分のペースト袋を取り出し、冷蔵庫に入れ直すのがお勧めです。
また、菊芋ペーストはそのままでも食べれますが、袋のまま熱湯で5分茹でると、なぜか風味と甘みが増すのでお勧めです。
お味噌汁に混ぜて毎食お手軽にいただけます。

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牛乳や豆乳に混ぜて菊芋ヘルシードリンクもいいですね。
なかなか混ぜにくいのですが、牛乳に入れるのではなく、菊芋ペーストに少しずつ牛乳や豆乳を加え、伸ばしながら濃さを調整するのもポイントの一つです。
菊芋と牛乳を温めながら、かき混ぜると滑らかになります。
また、菊芋と相性の良いお味噌と混ぜ合わせた「菊芋味噌ディップ」もお勧め。スティックサラダと菊芋味噌ディップで、沢山野菜が食べれます。
簡単に使うのであれば、ラーメンやうどんにちょい足しが「超お気軽」です。

春以降、菊芋を諦めていた方に大変お勧めの「菊芋ペースト」。数量限定販売します。
1セット(100g×5袋)からの販売になります。防腐剤、保存料は一切使用していません。解凍した場合は、2日以内で必ずお召し上がり下さい。

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「菊芋ペースト」販売はこちら

2015年6月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

菊芋とわさび大根の植え付け作業

大好評の菊芋とわさび大根(山わさび)の植え付け作業の様子を紹介します。

菊芋は、昨年は春先になって芽が出た菊芋を掘り起し、定植させましたが、今年は4月初めに雪の下から収穫した菊芋を「種芋」として使う事にしました。
これが今年の菊芋畑です。昨年より2倍近く作付面積を増やしています。手前に見える青いコンナテに「種芋」となる菊芋が入っています。

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今まで会社の大型冷蔵庫に入れて保管していたものの、4月後半になる頃には芽を出してきました。

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菊芋の植え付けは、深さが約20cm、株間を70cmを開けて、種芋を落としてゆきます。その後、両脇にある畝を崩し、種芋に土を掛けてゆきます。
1畝の長さが100m。中腰のまま土をかぶせてゆきますので、なかなか骨が折れる作業です。

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菊芋は草勢が強く、気候や土壌を選びません。ヨーロッパでは、ジャガイモ栽培が不適な土地で、菊芋が栽培されているらしいので、よっぽど生命力が強いです。

菊芋の栽培で気を付けたいのは、肥料成分を多く必要とすることと、連作が出来ない点です。また、当園の菊芋は背丈が2~3メートルになりますが、風が強い場所では、倒伏する恐れがあります。
田代平農場は風が強く、冷涼な高原。本来であれば、支柱を立てるのですが、深めに種芋を植えて、根の張りを良くする事で、よっぽどでない限りは倒れません。

菊芋を栽培してみたいと考えている方も多いと思いますが、連作が出来ないのと、一度畑に植え付けてしまうと、根絶えさせるのが容易ではありません。根絶えさせるには、強い除草剤を散布する必要があります。
当園では北海道のように広大な畑地を所有しているので、除草剤を散布して根絶えさせる事はありませんが、一度栽培すると除草剤を散布しない限りは、収穫しそこねた菊芋が一斉に芽を出し、勝手に菊芋が育ってしまいます。
連作するとダメと言われていますが、栽培は出来ますがあまり菊芋自体が大きくならないような気がします。

植え付けが終わると定期的に草取りを行って栽培管理をします。さて、今年も沢山良い品質のものが採れますように!

続いては、「わさび大根」の植えつけ作業です。
わさび大根の植え付けは少し変わっています。わさび大根は、種芋とかそうゆうのではなくて、今年の春先に収穫したわさび大根のひげ根を再度、土に植え返し、植えたひげ根が1年をかけて太くなり、来春に収穫出来るようになるのです。

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ブログでわさび大根の収穫の様子を写真で掲載しましたが、わさび大根には沢山のひげ根が付いたまま収穫されますので、丁寧にひげ根とわさび大根(本体)を切り離し、ひげ根を植え付けます。

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当園の植えつけ方は、色々と試しましたが、ここ数年はこのような感じです。
長いパイプを使用し、畝に斜めに差し入れます。そこに太目のひげ根を差し込みして、土をかぶせてゆくだけです。
しばらくすると芽が出てきて、大きな葉をつけて成長してゆきます。菊芋同様に栽培上、特別に注意する点はあまりないのですが、草取りや害虫などで葉が食べられてしまわないように気を付けます。

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こんな感じで畑を作ったら、手作業で植え付けてゆく作業を繰り返し行い、終了です。

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本わさびの1.5倍辛いと言われている「わさび大根」。爽やかでツーンと鼻に抜ける極上の辛味がクセになります。
わさび大根も残りわずかとなっています。是非、お試し下さい。

2015年5月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤