新スタッフブログ
しらかば農園BLOG
紫ニンジン・金美ニンジンの収穫&紅葉(10/13-14)
本日は10/13-14の二日間で行われた、紫ニンジンと金美ニンジンの収穫の様子をお伝えします。
今年のニンジンは、播種直後の6月上旬の低温が影響し、発芽率が悪く、また、7月下旬~8月の「やませ」の影響を受け、あまり肥大化が進まない状態でした。
10/4の試し掘りでは、紫・金美ニンジン共に、細い状態でした。
それから10日後、いよいよ収穫本番です。
紫・金美ニンジンはそれほど作付け面積はありませんので、ニンジンハーベスタ(堀り取り機)は使わずに、1本1本丁寧に抜き取ります。
包丁で葉を落とします。
本日(10/14)は晴れて気温も上がりましたが、昨日は15時過ぎには気温が10度以下になり、農場に居られないほど強烈な寒さでした。
試し掘りの時と比べると肥大化が進み、割れもなく、丁度良い収穫適期だったと思います。
発芽率が悪かったため、残念ながらあまり収量は良くありませんでしたが、収穫した金美ニンジンは、丁度良い大きさです。
紫ニンジン、金美ニンジンの発売まで、もう少しお待ち下さい。
農場周辺では、今、紅葉が見頃です。今年は9月中の強い寒気の影響で、平年より1週間ほど紅葉が早まったと言われています。
10月中旬~11月初め頃まで、当園農場すぐ近くの十和田湖の紅葉が楽しめます。
秋大根の収穫(10/10)
稲刈り&はさがけ作業
10/4~10/6の3日間に渡り、稲刈りとはさがけ作業を行いました。
秋田県鹿角市は、作業開始の8時頃は気温は5度前後・・・とても寒いです。最高気温でも16度前後でした。
稲刈りの予定は、9月29-30日で行うはずでしたが、雨が続き、ようやく待ちに待った「稲刈り」を行う事が出来ました。
初日は午後からのスタート。前日は雨が降っていたので、田んぼを午前中は乾かしましたが、多少雨の影響でぬかるんでいます。
バインダーと呼ばれる収穫機で、稲穂を刈り束ねて麻ひもで結束する農機具です。
稲刈り中ににわか雨があり、その後、綺麗な「虹」がかかりました。
稲刈り1日目は、3枚ある田んぼの内、1枚目と2枚目の半分位を刈り取ったところで終了でした。
夕日を浴びて、稲穂が綺麗です。
2日目スタート。
朝からの好天で、少し肌寒さはありましたが、気持ち良く作業が進みます。
3枚目の刈り取りをしています。
稲刈りが終わった1枚目と2枚目の田んぼ。
刈り取った稲を集め、スペースを開けてまとめておいています。
3枚目の稲刈りと同時に、1~2枚目の田んぼで、はさ組み開始!空けておいたスペースに「はさがけ」用の三脚などを運び、組み立てしています。
2日目は全ての「はさ組み」を終えて、2つ分のはさに稲束をかけたところで終了です。
3日目は、3枚目の田んぼから運搬車で稲束を運び、ひたすら「はさがけ」します。
午前中で、全ての稲藁をはさがけして終了しました。
これから、じっくりと2~3週間の間、「天日自然乾燥」させます。
大規模、効率化による農地集約が進む中、手間暇のかかる「天日干し」は、米どころ「秋田」でも珍しい風景です。
毎年、「天日干し」する田んぼが少なくなっていますが、今年は当園の他に、数件しか見ておりません。しかも、農家さんが自家消費で食べる分の僅かな面積、規模だけのようです。
爽やかな天日による乾燥を2~3週間行った後で、脱穀作業を行います。
じっくりと稲穂の油分、栄養分、甘みが米粒にゆっくりと吸収され、追熟されてゆきます。
艶々とした美しい光沢とほどよい甘みが醸し出される「天日乾燥」・・・今からその仕上がりが楽しみです。
「H29年産 あきたこまち 天日乾燥米(新米)」は、10月下旬の発売を予定しています。
秋田県特別栽培農産物(8年連続)の認定を取得し、安全・安心が認定された「特栽米」、また、昔ながらのはさがけによるお米の旨味を引き出した「天日乾燥」・・・安全と美味しさを両立させたお米です。
発売まで、今しばらくお待ち下さい(^^)
紫・金美ニンジン試し掘り
本日は、紫ニンジンと金美ニンジンの試し掘りをしました。
紫ニンジンは、パープルスティックと言う品種。ポリフェノールが普通のニンジンの10倍入っている機能性野菜で、肉質は固めで甘く、生食やフレッシュジュースに向いています。
大きめのものを選んで収穫していますが、まだ太さも長さももう少し足りないようです。
私は、リンゴと一緒にジューサーにかけて、紫ニンジンジュースが大好きです。
すごく綺麗な紫色になって、美味しいですよ。
今年は、播種後の低温で発芽率があまり良くありませんでした。
ところどころ、抜け(欠株)しています。収量も良くなさそうです。収穫までもう少し・・・です。
紫ニンジンファンの方々、もう少しお待ち下さい。
菊芋の花が咲いています!
9月下旬、菊芋の花が一斉に咲き始めました。
(追加写真:10月4日 開花から一週間経過し、全てのつぼみが開きました)
菊芋は、キク科ヒマワリ属の多年草です。ヒマワリのような鮮やかな黄色の花を咲かせます。
とっても綺麗ですよね。
背丈は3メートルを超えて、順調に育っていますと報告したいところですが・・・台風の影響で、倒伏したり、根本から折れてしまったものもあります。
秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの田代平高原の一角にある当園農場は、近くに風力発電があるほど、風が強いところです。
当園農場でも、林に囲まれた一番風当たりが弱いところで栽培していますが、9月中旬の台風18号の強風に煽られました。
傾いています。
一番被害があったところは、根本から折れているのが写真で分かると思います。
全国的に菊芋栽培は盛んに行われていますが、秋田県では当園を始め、県内各地で盛んに栽培されています。
今回の台風18号による強風被害のほか、秋田県では記録的大雨によって、菊芋畑が流されたとの話も聞いています。
昨年も台風で倒伏被害もあり、収量に影響がありました。昨年よりはしっかりと花を咲かせていますので、これから、根塊部がどんどん大きく肥大してゆくと思います。
これから晩秋の収穫まで、大切に見守ってゆきたいと思います。