8月末の田んぼの様子。
だいぶ、穂が垂れてきました。これから登熟が進み、黄化してゆきます。
今日は、完全落水として、田んぼのクロ切りを行ないました。
田んぼのあぜ道を切り、これから雨が降っても、田んぼに雨水がたまらないようにして、田んぼを固くし、収穫に備えます。
完全落水すると、あと収穫まで一ヶ月ほど・・
収穫前の畦畔草刈り作業を残すのみとなりました。
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〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字柏木新田11-15
本日は、10月末に収穫を控えた「ゴボウ」の最後の草取りと間引き作業を行ないました。
ゴボウの葉も大きく成長し、秋田フキの大きさに近づきました。
8月は夏大根の収穫がメインでしたので、間引き作業が遅れてしまいましたが、大きな雑草も目立ってきていますので、最終的な草取りと間引きを行っています。
ゴボウが密集しているのがあれば間引きして、1本立ちしてあげます。
潜るようにして根元を確認しながら、除草したり間引きを行うので、腰に負担が掛かります。
間引きした「ゴボウ」・・・細めのゴボウとしてスーパーで見かける時もあるサイズ感です。
まだ短く、細いゴボウでも、抜くとゴボウらしい香りと若々しい柔らかさがあります。
10月末収穫予定のゴボウの間引き・草取り作業を終えると、すぐお隣の冬越しゴボウ畑の草取りに入りました。
こちらは越冬し、雪解け後に収穫する春堀りゴボウです。
年内に収穫するゴボウと比べると、成長はまだまだです。
綺麗に除草し、間引きを終えて、今期のゴボウの草取り作業は終了です。
本日(8/27)の農作業は、収穫を来月に控えた「ニンジン畑」の草取り・間引き作業です。
ニンジンもだいぶ大きくなってきました。
収穫前の最後の草取りと、密集しているニンジンの最後の間引き作業を行ないました。
「ネキリムシ」と呼ばれるニンジンやゴボウの茎を噛み切ってしまう害虫が多く発生した為、わざと間引きせず残していました。
間引きしたニンジンで大きいサイズのものは、早速、野菜スープの原材料に使用します。
サイズは小さいのですが、しっかりとしたニンジンの味がします。
当園で使用するニンジンは、「時無五寸」と言う昔ながらの品種で、ニンジン本来の風味が強い品種です。
現在多く出回っているニンジンは、ニンジン特有の臭みが少なく、甘みがあるように改良されたものですが、野菜スープの原材料にはどうもむいておらず、昔ながらのニンジンを使用しています。
第一回目のニンジンの収穫は、9月中旬を予定してます。
今年の夏大根の収穫は7月末~8月下旬にかけて、計7回・・・週1~2回ペースで行われました。
1回目に収穫した大根は、7月の低温・長雨の影響で花芽の茎が伸長し、大根の花を咲かせてしまう「とう立ち=抽苔」する大根や肥大が鈍く、小ぶりな大根が目立ちました。
その後の天候回復で、2回目以降に収穫した大根は、夏大根らしく、瑞々しく大きな大根が収穫されています。
大根の収穫は早朝から取り掛かります。
まだ朝の涼しい内に大根をひたすら掘り続けます。畑の長さは100Mあり、一人2畝ずつ(大根2列ずつ)、ひたすら収穫していきますが、大根の葉を利用するため、葉を傷めないように丁寧に抜いていきます。
(写真は大根収穫作業数回分の写真を組合せしています)
この日は、朝もやがかかり、高原の朝って感じでした。
大根を抜き終えたら、大根の葉を切り離します。
その後、荒縄で大根の葉を取りまとめ、大根を袋に詰めます。(下の写真は葉大根の収穫の様子)
大根と大根の葉を4トン車に積み込み終わる頃がお昼頃になり、炎天下での作業になります。
昼食をとり、野菜スープ製造工場近くの大型ビニールハウスで大根葉を干し乾燥させます。
ハウスの中は40℃以上になり、蒸し暑さの中での過酷な作業です。
大根葉を干し終えたら、野菜スープ製造工場に戻り、大根を洗浄します。
全ての洗い終えたら計量し、大型冷蔵庫に格納します。1日約2トンほど大根を収穫しています。
夏大根らしい、大きな大根です。これだと1本で1kg近くあります。
昨年は「やませ」の影響で、小ぶりな夏大根しか収穫出来ず、平年より30%以上、収量が良くありませんでしたが、今年は平年並に収穫出来ています。
ただ、猛暑の影響なのか、大根の表面を食害する「害虫」が大量に発生し、大根の肌が綺麗ではありませんでしたが、収穫したての大根は瑞々しく、辛味が少なく、甘みがあって美味しかったです。
夏大根の収穫を終え、9月下旬の秋大根の収穫まで少し日にちが空きます。
その間は、主に各畑の草取りを行ない、9月下旬には1回目のニンジンの収穫作業が始まります。
茎から穂が出る事を出穂(しゅっすい)と言います。
今年の穂の出始めは7月末頃、今は約半数の茎が出穂する「出穂期」で、かなりの穂が出ていますので、「穂揃い期」かもしれません。
穂を出すと開花し、受粉します。受粉後7~10日間で籾の中では胚が完成し、養分をデンプンにして、胚乳として籾に蓄積し始めます。いよいよ、籾にお米を蓄える段階となります。
この時期に好天が続くと、良いお米が出来ると言われています。
下の写真は、7月4日に溝切りをした時の稲の様子です。
約一ヶ月の間に稲が順調に育っているのが分かります。
溝切りとは、田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業です。溝を切っておくと、スムーズに排水が行え、中干しがスムーズに行えます。
中干しして、数日間経過したタイミングで溝切りを行ない、秋の収穫作業がしっかりと行えるようにしています。
真夏に行う「菊芋の土寄せ」作業は、農作業に慣れた社員も音を上げてしまうほどの過酷な作業ですが、菊芋栽培にとっては最も大切な栽培工程の一つとなります。
7月30日~8月2日(AM)までの3日半に渡り、作業を行ないましたが、涼しい十和田高原の田代平農場でも気温が34℃まで上がり、暑さと重労働でクタクタになりました。
土寄せ作業の前に、耕運機で畝(うね)と畝の間を中耕します。
これで、固くなった土を耕し、柔らかくすることで、菊芋の根張りを良くしたり、土の通気性を良くすることで、菊芋の根が酸素を吸収しやすくします。また、同時に畝間の除草が出来て、一石二鳥の効果があります。
次に柔らかくなった畝間の土を菊芋の根元に土を寄せ集めます。
この土寄せ作業の効果は、根の乾燥を防いだり、背丈が2メートルを越す菊芋が風で倒伏するのを防ぎます。
(毎年この土寄せ作業を行ないますが、台風で全て倒伏し、収量が上がらなかった年も何度もありました)
トラクターでも土寄せは出来ますが、それは菊芋の背丈がまだ小さい頃まで・・・一回はトラクターで中耕除草を兼ねた土寄せを行っていますが、菊芋の成長に合わせ、土寄せをして上げるのが大切です。
でもこの土寄せ作業が重労働、・・・しらかば農園の農作業のベスト3に入る重労働です。作付面積と株の数が違います。
土寄せと同時に、根元の雑草も除草します。
苦しいまでの暑さの中、水分補給をしっかり行ない、菊芋の土寄せ作業が完了しました。
青空の下、綺麗に除草と土寄せが行われ、清々しい気持ちになりました。これで、台風や強風の影響を受けずに、スクスクと育ってくれればと願います。
今年の一回目の収穫作業は「葉大根」の収穫作業です。
野菜スープの原材料の一つに「大根の葉」がありますが、これを1年分確保するために、大根以外に大根の葉だけを収穫する目的で、葉大根を作付けしています。
通常の大根のように、食べる部分(下部)が大きく肥大しませんが、大根の葉を使った漬物などの用途に使用される品種です。
通常の大根より、小さいのが写真から分かると思います。
小さいだけで普通に食べれます。少し辛味が強く、大根おろし用にはいいかもしれません。
大根を堀取りした後は、葉を切り離し、しばらく日光に当てて、しんなりさせます。
収穫直後は、葉が新鮮でバキバキ状態。これでは、荒縄で葉をまとめた時に、ボキボキ折れてしまいます。
その後、トラックに積み込み、野菜スープ製造工場近くの大型ハウスに運び、ハウスに掛けて、干し菜作りをします。
気温が最高点に到達する14時過ぎから、ハウス作業が始まりますので、ハウス内の暑さもピークになります。ハウスの中は40℃位に達している事でしょう。
一面に大根の葉が掛けられたハウスの様子です。
この干し葉作りを何度も繰り返し、1年分の大根の乾燥葉を確保します。野菜スープが黄金色なのは、干し菜の色だと言われています。好天が続くと、約一ヶ月後にはカラカラに乾燥した「干し菜」が出来上がります。
北東北の梅雨明けは、7月20日。
今年は平年の2倍近い降水量を記録し、十和田湖近くの田代平農場では長雨の影響でなかなか畑に入る事が出来ず、計画的に草取り作業が進めない状況でした。
梅雨明けと同時に集中的に各圃場を巡回し、草取り作業を行っています。
大根畑の草取りの様子です。
立鎌を使って、上手に草取りしています。まだ、草の伸びも少なく、けっこう作業も捗りました。
綺麗に除草されて、気持ちの良い大根畑になりました(^^)
続いて、人参畑の草取りの様子・・・
こちらは、梅雨の長雨で、雑草が伸び過ぎてしまった圃場。
こうなると立鎌も使えず、手作業で伸びた雑草の中から芽を守りながらの除草作業・・・時間が掛かります。
雑草の濃さが分かります。この人参畑は、ブログでお伝えした6/28に一回目の除草作業を行った圃場。
梅雨のお陰で畑に入れず、後手ゴテにまわった畑です。びっくりする位の草の伸びです。
こうなると根気勝負で、この畑に丸二日半掛かりました。
この圃場の草取り作業3日目の様子。この日は気温が33℃まで上がり、暑かったのですが、ようやく人参畑の草取りが終了しました。
こちらは8/2に実施した牛蒡畑の草取り作業の様子です。
右側が6月初めに種蒔きした牛蒡の畑で、左側が約一ヶ月後にずらして種蒔きが行われた牛蒡畑です。
牛蒡の葉は秋田フキのように大きくなりますので、ある程度、葉が大きく広がれば、日陰になって雑草も気にならなくなります。今回は、大きく伸びた雑草だけを除草しました。
こちらは、人参の2回目に種蒔きした畑です。
畑の長さが100Mありますので見えづらいのですが、人が確認出来ます。
この日も暑かったのですが、風が吹いていたので、作業が捗りました。
雨が降ると、あっと言う間に伸びてしまう雑草。
雑草が発芽して間もない頃は根張りも弱く、手で地表面をかき回したり、立鎌で表面を削るだけでも除草出来ますが、長引く梅雨でなかなか畑に入れず、除草作業が遅れてしまうと、一つ一つの畑に時間が掛かり、後手に回ってしまい苦労します。
時間が掛かっても、丁寧に除草するしか有りませんので、熱中症に気を付けながら、また、クマに気を付けながら、除草作業を行っています。
本日(7/4)は、先週からの続きで「牛蒡畑の草取り」作業を行いました。
台風7号は日本海で温帯低気圧に変わりましたが、秋田県でも本日より週末まで大雨の予想です。
今日は午前中は曇り予想だったので、牛蒡畑にGO!途中、雨が降ってきたり、止んだりを繰り返しながらも、雨合羽で作業を続け、なんとか牛蒡畑の草取りは終了してきました。
雨合羽を着ての作業は、蒸れてしまい、汗だく・・・
でも、明日からは北日本も大雨になるので、頑張って作業してきました。
雨の中での除草作業は、ほんとは良くありません。せっかく雑草を抜き取っても、雨で乾けず、そのまま畝下にまた根付く可能性もあります。
しかし、来週も梅雨らしい曇りや雨の予報なので、牛蒡畑の1回目の除草は決めてしまいたい!・・・そんな思いで汗だくになりながらも頑張ってきました。
牛蒡は、双葉から次の葉が出てきて、順調に生育しています。
次の牛蒡畑での作業は、「間引・除草作業」です、
昨日(6/27)は北東北はかなりの降水量があり、秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの「田代平農場」においても、雨が強かったらしいです。
大雨の次の日には、あまり畑に入りたくないのですが、梅雨の合間の貴重な曇り空・・・人参畑の除草作業を行いました。
6月初旬に種まきした発芽したばかりの人参畑ですが、緑色に濃く見えるのが雑草です。
雑草は、小さい内に除草してしまうのが一番です。梅雨が終わると異常な勢いで雑草が伸びてゆきますので、早め早めに除草してゆきます。
除草は立鎌を使い、畝に生えた雑草を削りとるように除草してゆきます。
下の写真の真ん中にギザギザした葉っぱをつけているのが、種まきから20日後の人参です。
種まきは一つの穴に4~6粒、種を落としてゆきますので、まだ全てが発芽していない状態です。また、秋田県では6月初めは低温が長期間続いたために、発芽不良で芽が出なかったのかもしれません。
いずれ、芽の中から元気で色づきの良い芽だけを選んで残す「間引き」を一ヶ月後に行う予定です。
この日は、人参畑の除草を終えて、お隣の牛蒡畑の除草にも仕掛ました。
五月雨式に大根、人参、牛蒡の種まきが行われていますので、除草作業は畑を巡回して行ってゆきます。
東京は梅雨明けになったとニュースになっていましたが、来週(7/2-)は、あまり天気が良くないので、除草作業が出来るかどうか心配です。