出穂期!

茎から穂が出る事を出穂(しゅっすい)と言います。
今年の穂の出始めは7月末頃、今は約半数の茎が出穂する「出穂期」で、かなりの穂が出ていますので、「穂揃い期」かもしれません。

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穂を出すと開花し、受粉します。受粉後7~10日間で籾の中では胚が完成し、養分をデンプンにして、胚乳として籾に蓄積し始めます。いよいよ、籾にお米を蓄える段階となります。
この時期に好天が続くと、良いお米が出来ると言われています。

下の写真は、7月4日に溝切りをした時の稲の様子です。
約一ヶ月の間に稲が順調に育っているのが分かります。
溝切りとは、田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業です。溝を切っておくと、スムーズに排水が行え、中干しがスムーズに行えます。
中干しして、数日間経過したタイミングで溝切りを行ない、秋の収穫作業がしっかりと行えるようにしています。

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2018年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

菊芋の土寄せ作業(7/30-8/2)

真夏に行う「菊芋の土寄せ」作業は、農作業に慣れた社員も音を上げてしまうほどの過酷な作業ですが、菊芋栽培にとっては最も大切な栽培工程の一つとなります。

7月30日~8月2日(AM)までの3日半に渡り、作業を行ないましたが、涼しい十和田高原の田代平農場でも気温が34℃まで上がり、暑さと重労働でクタクタになりました。

土寄せ作業の前に、耕運機で畝(うね)と畝の間を中耕します。
これで、固くなった土を耕し、柔らかくすることで、菊芋の根張りを良くしたり、土の通気性を良くすることで、菊芋の根が酸素を吸収しやすくします。また、同時に畝間の除草が出来て、一石二鳥の効果があります。

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次に柔らかくなった畝間の土を菊芋の根元に土を寄せ集めます。
この土寄せ作業の効果は、根の乾燥を防いだり、背丈が2メートルを越す菊芋が風で倒伏するのを防ぎます。
(毎年この土寄せ作業を行ないますが、台風で全て倒伏し、収量が上がらなかった年も何度もありました)

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トラクターでも土寄せは出来ますが、それは菊芋の背丈がまだ小さい頃まで・・・一回はトラクターで中耕除草を兼ねた土寄せを行っていますが、菊芋の成長に合わせ、土寄せをして上げるのが大切です。
でもこの土寄せ作業が重労働、・・・しらかば農園の農作業のベスト3に入る重労働です。作付面積と株の数が違います。

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土寄せと同時に、根元の雑草も除草します。

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苦しいまでの暑さの中、水分補給をしっかり行ない、菊芋の土寄せ作業が完了しました。
青空の下、綺麗に除草と土寄せが行われ、清々しい気持ちになりました。これで、台風や強風の影響を受けずに、スクスクと育ってくれればと願います。

2018年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

葉大根の収穫作業(7/26-27)

今年の一回目の収穫作業は「葉大根」の収穫作業です。

野菜スープの原材料の一つに「大根の葉」がありますが、これを1年分確保するために、大根以外に大根の葉だけを収穫する目的で、葉大根を作付けしています。
通常の大根のように、食べる部分(下部)が大きく肥大しませんが、大根の葉を使った漬物などの用途に使用される品種です。

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通常の大根より、小さいのが写真から分かると思います。
小さいだけで普通に食べれます。少し辛味が強く、大根おろし用にはいいかもしれません。

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大根を堀取りした後は、葉を切り離し、しばらく日光に当てて、しんなりさせます。
収穫直後は、葉が新鮮でバキバキ状態。これでは、荒縄で葉をまとめた時に、ボキボキ折れてしまいます。

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その後、トラックに積み込み、野菜スープ製造工場近くの大型ハウスに運び、ハウスに掛けて、干し菜作りをします。
気温が最高点に到達する14時過ぎから、ハウス作業が始まりますので、ハウス内の暑さもピークになります。ハウスの中は40℃位に達している事でしょう。

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一面に大根の葉が掛けられたハウスの様子です。

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この干し葉作りを何度も繰り返し、1年分の大根の乾燥葉を確保します。野菜スープが黄金色なのは、干し菜の色だと言われています。好天が続くと、約一ヶ月後にはカラカラに乾燥した「干し菜」が出来上がります。


2018年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤

草取り作業最盛期

北東北の梅雨明けは、7月20日。
今年は平年の2倍近い降水量を記録し、十和田湖近くの田代平農場では長雨の影響でなかなか畑に入る事が出来ず、計画的に草取り作業が進めない状況でした。
梅雨明けと同時に集中的に各圃場を巡回し、草取り作業を行っています。

大根畑の草取りの様子です。
立鎌を使って、上手に草取りしています。まだ、草の伸びも少なく、けっこう作業も捗りました。

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綺麗に除草されて、気持ちの良い大根畑になりました(^^)

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続いて、人参畑の草取りの様子・・・
こちらは、梅雨の長雨で、雑草が伸び過ぎてしまった圃場。
こうなると立鎌も使えず、手作業で伸びた雑草の中から芽を守りながらの除草作業・・・時間が掛かります。

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雑草の濃さが分かります。この人参畑は、ブログでお伝えした6/28に一回目の除草作業を行った圃場。
梅雨のお陰で畑に入れず、後手ゴテにまわった畑です。びっくりする位の草の伸びです。
こうなると根気勝負で、この畑に丸二日半掛かりました。

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この圃場の草取り作業3日目の様子。この日は気温が33℃まで上がり、暑かったのですが、ようやく人参畑の草取りが終了しました。

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こちらは8/2に実施した牛蒡畑の草取り作業の様子です。
右側が6月初めに種蒔きした牛蒡の畑で、左側が約一ヶ月後にずらして種蒔きが行われた牛蒡畑です。
牛蒡の葉は秋田フキのように大きくなりますので、ある程度、葉が大きく広がれば、日陰になって雑草も気にならなくなります。今回は、大きく伸びた雑草だけを除草しました。

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こちらは、人参の2回目に種蒔きした畑です。
畑の長さが100Mありますので見えづらいのですが、人が確認出来ます。
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この日も暑かったのですが、風が吹いていたので、作業が捗りました。

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雨が降ると、あっと言う間に伸びてしまう雑草。
雑草が発芽して間もない頃は根張りも弱く、手で地表面をかき回したり、立鎌で表面を削るだけでも除草出来ますが、長引く梅雨でなかなか畑に入れず、除草作業が遅れてしまうと、一つ一つの畑に時間が掛かり、後手に回ってしまい苦労します。
時間が掛かっても、丁寧に除草するしか有りませんので、熱中症に気を付けながら、また、クマに気を付けながら、除草作業を行っています。

 

 

 

2018年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 兎澤